【GoodsPress AWARD 2022】
機能、デザインはもちろん、革新性、コストパフォーマンスなど、さまざまなアプローチで我々を刺激したアイテムを表彰する年末恒例「GoodsPress AWARD」。各ジャンルの識者が厳選した“2022年の顔”をぜひチェック。
2022年も続々と新製品が登場し、大いに盛り上がりを見せたイヤホン&ヘッドホン。音質はもちろん、ノイキャン性能や使い勝手をさらに向上させた意欲的なモデルが多数。一方、音質を自動的に最適化するモデルも目立った。
※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号26-27ページの記事をもとに構成しています
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もはやイヤホンは「完全ワイヤレス」が当たり前の時代。今では数万円するモデルから数千円台で購入可能なものまで選択肢が大幅に広がった。そんな中で大賞を獲得したのが、テクニクスの「EAH-AZ60」だ。発売されたのは2021年だが、2022年にファームウェアのアップデートが実施され、LDAC接続時のマルチポイント対応で使い勝手が向上。特徴である高音の伸びといった音質のクオリティはもちろん、オンライン会議での使い勝手も良くなり、総合力が評価された形となった。
一方、イヤホン、ヘッドホン問わず目立ったのが、定番シリーズの後継モデルがリリースされた点。待ちに待ったファンも多いのではないだろうか。その中でも、BOSEの「QuietComfort Earbuds II」、ソニーの「WH-1000XM5」、ゼンハイザーの「MOMENTUM 4 Wireless」は、従来モデルからデザインや性能が飛躍的にアップグレードされており、もはや別物といっても過言ではない。
また、7000円前後で入手できるにも関わらずハイレゾ(LDAC)対応を実現させたサウンドピーツのイヤホンは、高いコストパフォーマンスが評価された。
【PC・デジタル家電部門 イヤホン・ヘッドホン】
【大賞】
1. 音楽鑑賞はもちろんテレワークでも活躍 高い次元で満足感を得られるオールラウンダー!
ナチュラルかつ伸びのある高音域はさすがテクニクス。ノイキャンも満足感が高く、音楽視聴時、テレワーク時ともに周りを気にすることなく集中できます。発売からほぼ1年たつ今でも魅力は色あせていません(GoodsPress AV担当)
テクニクス
「EAH-AZ60」(実勢価格:2万8000円前後)
独自の「アコースティックコントロールチャンバー」に加え、新開発の「ハーモナイザー」により、低音域から高音域まで理想的な帯域バランスを実現。Hi-Fiオーディオの老舗ならではの力強い低音やリアルなボーカル、自然な高音を楽しめる。自分の声だけをクリアに相手へ伝えられる機能も搭載し、テレワークでのオンライン会議にも重宝する。
▲本体外側のマイクを使うフィードフォワード方式と、内部のマイクを使うフィードバック方式を採用。デジタル制御とアナログ制御の組み合わせにより、優れたノイキャン性能を実現した
▲直径8mmのダイナミック型ドライバーを搭載。ドライバー性能を最大限に引き出す、徹底的にこだわられた音響構造で、よりリアルな高音質を楽しめる
▲周辺部と中心部のシリコン硬度を変え、フィット感と遮音性を両立している正円タイプのイヤーピース。XSからXLまでの計7種類が付属する
【究極ノイキャン賞】
2. 装着わずか0.5秒未満でサウンドとノイキャンを最適化!
今年のトレンドでもある「サウンドやノイキャン」の最適化。それを非常に高いレベルで実現しているのが本モデル。とくにBOSEのお家芸であるノイキャン性能が今後どう進化していくのか非常に楽しみです(GoodsPress AV担当)
BOSE
「QuietComfort Earbuds II」(3万6300円)
まず目を引くのが、リファインされた本体デザイン。サイズが前モデルの1/3と小型軽量化された。新搭載の「CustomTuneテクノロジー」により、サウンドとノイキャンを正確にカスタマイズ。これまでも定評のあったノイキャン性能がさらに盤石なものとなった。装着感も改善されている。
▲イヤホンを耳に装着すると独自のトーンを再生。内蔵マイクでユーザーの耳内部の音響反応を測定して、音を耳に最適化する
【ハイコスパ賞】
3. 1万円を切る価格でハイレゾ音質が手に入る!
この価格でLDAC対応も驚きですが、サウンドも低音域から高音域まで本格的。軽量なため装着感も問題なし。まさに「お値段以上」で、エントリー機としてはもちろん、2台目のイヤホンとして導入するのもアリ(GoodsPress AV担当)
SOUNDPEATS
「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」(7180円)
耳を塞がないインナーイヤー型。7000円前後という価格にもかかわらずLDACコーデックに対応し、高音質なハイレゾ音楽を体験できる。14.2mmダイナミックドライバーが奏でるサウンドは、パワフルかつナチュラル。低遅延の「ゲームモード」にも注目だ。
▲大口径の14.2mmダイナミックドライバーを搭載。振幅が大きい低域から中域を忠実にトレースしつつ、伸びやかで艶のある高域を再現する
▲イヤホン本体には4基のマイクを搭載。「ENC通話ノイズキャンセリング機能」により、通話中の背景ノイズを除去したクリアな通話が可能
【立体音響賞】
4. まさにベストバイな国産ハイエンドヘッドホン
待ちに待ったソニーのハイエンドヘッドホン。前モデルである「WH-1000XM4」の完成度も非常に高かったのですが、予想以上の仕上がり。とくに包み込まれるようなサウンド体験が可能な「360 Reality Audio」は必聴です(GoodsPress AV担当)
ソニー
「WH-1000XM5」(実勢価格:4万9500円)
「360 Reality Audio」対応で、没入感の高い立体音響を楽しめるハイエンドモデル。専用設計の30mmドライバーユニットが奏でるサウンドは、高品質かつ重厚感に溢れている。また、ノイキャン性能も前モデルから大幅に進化。国産メーカーのヘッドホンとしてベストバイな一台といえる。
▲新たに「統合プロセッサーV1」を搭載。「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」と合わせ、業界最高クラスのノイキャン性能を誇る
▲従来モデルからデザインが一新され、ハウジングが楕円状となった。フィッティング調整機構を内蔵し、装着感がアップ
【大幅進化賞】
5. 自分の好みや楽曲に合わせて音質を最適化
ドイツの音響メーカー発ハイエンドヘッドホンの最新モデルは、音質面やノイキャン性能などあらゆる面で大幅に進化。専用アプリで使える「サウンドチェック機能」も優秀です。少々値は張りますが、買って後悔なしの一台(GoodsPress AV担当)
ゼンハイザー
「MOMENTUM 4 Wireless」(実勢価格:5万4890円)
新たに開発した42mmのダイナミックドライバーを搭載。低遅延のaptX Adaptiveに対応し、ナチュラルかつ迫力満点の高解像度な音質が満喫できる。自身の好みや楽曲に合わせたイコライザーを設定可能な「サウンドチェック機能」も搭載。
<文/GoodsPress編集部 撮影/湯浅立志(Y2)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/502833/
- Source:&GP
- Author:&GP
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