福岡発スタートアップのアーニーMLG株式会社は、ワンクリックで全参加者分の発言の議事録を作成する自動議事録AI「YOMEL」を開発し、1月5日(木)より正式にサービス提供を開始しました。
議事録作成の手間を省く
YOMELは、会議や商談などの場面における議事録作成の工数・負担を軽減するサービスです。
発話者ごとにAIが書き起こしをするため会話記録を残しておくことができるほか、会議中の重要な発言をワンクリックでメモに転記するだけで、発言内容を端的に要約する機能も搭載しており、議事録作成や要約作成の手間を省くことができます。
同サービスは、ユーザーが専用アプリをインストールし、会議開始時と終了時にデスクトップ上のボタンをクリックするだけで、全参加者の発言が書き起こされた会議記録のURLと、話中に転記したメモをもとに作成された議事録テキストを発行します。
オンライン会議ツールと連携して使用するサービスではないため、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsといった会議システムの種類を問わず、自動で書き起こしができる点も特徴の一つでしょう。
そのほか、クライアントが特定のキーワードを発した際に、 あらかじめセットしておいた切り返しトークの内容を画面上に表示するカウンタートーク機能など、会話をアシストする機能も複数搭載しています。
研究開発型スタートアップ
アーニーMLG株式会社は、音声解析技術や自然言語処理技術を活用し、AIで「会話」に関する課題を解決することを目指すスタートアップです。
自らを「研究開発型スタートアップ」と謳う同社は、過去にベルフェイス株式会社・京都大学と音声認識分野における共同研究をおこなってきました。
「YOMEL」のほかに、法人向けサービスとして、パーソナライズド音声認識AI「Olaris」やコールセンター業務改善AI「YOMEL for コールセンター」も提供しています。
(文・Saki.A)
- Original:https://techable.jp/archives/190497
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:天野早紀
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