Appleが提供するiCloud、AppleCare、Apple Musicなどのサービスのユーザー数は、昨年10月時点で全世界で9億人を突破し、毎年成長を続けていますが、浸透率はそれほど高くないことがCIRPの調査で明らかになりました。CIRPが公開した「Appleサービス – Appleハードウェアほど支配的ではない」と名付けられた報告書には、有料のiCloudユーザーの数は全体の60%に過ぎず、AppleCareになると、全体のわずか4%しか使用していないという興味深いデータが記されています。
AppleCareは浸透率が最も低いAppleサービス
Appleサービスの中で最も成功しているのは有料のiCloudストレージで、iPhone、iPad、Macの使用に統合されているため、「競合サービスの影響を比較的受けにくい」と評されています。
購入したApple製品の保証とテクニカルサポートを受けられるAppleCareは浸透率が最も低く、使用するのはiPhoneユーザーの4%、iPadユーザーの7%にとどまっています。この理由について、「延長保証市場には無数の競合他社が存在し、携帯電話会社などはサービス付きiPhoneの販売を行えるため」とCIRPは説明しています。
Apple Musicは全体の約3割が使用
Apple Musicは、Apple顧客の約3分の1が使用しているとのデータも示されています。今後さらなる成長を遂げるためには、「既存サービスからの乗り換えを顧客に説得する必要がある」とのことです。
Apple TV+の浸透率は、Apple Musicにやや劣る28%となっています。ここでも実質的な競争が問題となりますが、各サービスが独自の番組を持つため、消費者が複数のサービスにお金を払う機会が多くなる傾向にあるそうです。
なお、Apple Newsの登録者は全体の5分の1ほどとのことです。
Source:CIRP via AppleInsider
Photo:AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-517587/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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