パナが1坪あたり約38kgの炭素を貯蔵可能な床材を発売、植物由来のバイオマス塗料も使用

パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社が2023年4月3日に環境に配慮した床材「サステナブルフロアー(TM)」 を発売すると発表しました。

「Green Housing」目指す

パナソニックグループは自社のCO2排出量削減目標に対するコンセプト「Panasonic GREEN IMPACT」の下でグループをあげて環境問題に取り組んでおり、その中でもパナソニックハウジングソリューションズは「Green Housing」の事業スローガンの下で人体、環境ともに負荷の少ない暮らしの実現を目指しています。例えばこれまでは、製造過程で発生する木屑・木粉の活用、木質廃材をセメント製造の燃料とする事業活動「サーマルサイクル」などを行ってきました。

リサイクル材の床材の採用へ

そのパナソニックハウジングソリューションズが2007年ごろから業界を先駆けて改良を進めてきたのがリサイクル材の床材への採用であり、今回2023年春に発売することを新たに発表した製品が日本ノボパン工業株式会社との共同開発による床材「サステナブルフロ(TM)」です。

パナソニックハウジングソリューションズが林野庁のガイドラインに基づいて算出した値によれば、この床材1坪あたり約38kgの炭素が貯蔵可能とされています。

またその他の特徴として、

1)基材にリサイクル材を使用し、表面には業界初となる植物由来のバイオマス塗料を使用

2)購入者が森林保全・整備活動に貢献したことを体験するための、購入坪数に応じた群馬県とパナソニックが共同管理している「ぐんま つむぎの森」への整備の割り当てや環境貢献度合いを視覚化した「サステナブル体感書」の発行

3)従来の人気製品「ベリティスフロアーW/S」と同等の基本性能と人気色柄のラインナップ

などが挙げられます。

こうした従来の商品をより環境負荷の少ない製品に代える動きは環境意識の高い顧客の獲得や、消費者の意識改善につながることが期待できるでしょう。

価格及び発売日

サステナブルフロアーW ハードコート クリア1本溝(突き板タイプ)

4柄 35,200円/坪 ※17,600円/ケース(1.65平米)

【発売日】2023年4月3日 受注開始 2023年3月18日

サステナブルフロアーS ハードコート(シートタイプ)

9柄 31,900円/坪 ※15,950円/ケース(1.65平米)

【発売日】2023年4月3日 受注開始 2023年3月18日

PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004994.000003442.html

(文・大谷尊迪)


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