新型ウォークマンのSoCはQualcomm製〜採用理由は?

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新型ストリーミング対応ウォークマン「NW-ZX707」と「NW-A300シリーズ」に搭載されているシステム・オン・チップ()がのQCS4290とQCS2290と判明したことについて、The Walkman Blogが搭載理由を推察しています。

QCS4290とQCS2290はSamsungの11nmプロセスで製造

WF-1000XM4など、多くの音楽関連製品にMediaTek製SoCを搭載してきたソニーが、「NW-ZX707」にはQCS4290、「NW-A300シリーズ」にはQCS2290と、Qualcomm製のものを選択しました。
 
QCS2290はQualcommのローエンドモデル向け、QCS4290はミッドレンジモデル向けSoCと、The Walkman Blogは説明しています。
 
QCS2290はQCS4290およびQCM4290とピン互換性があることから、ソニーは「NW-A300シリーズ」に搭載するSoCもQCS4290でも良かったはずと、The Walkman Blogは述べています。
 
QCS4290とQCS2290はSamsungの11nmプロセスでされており、NW-A100のSoCよりも微細化されたことで消費電力が削減されているのは確実と、The Walkman Blogは記しています。

WF-1000XM5にはMT2822後継品搭載と予想

WF-1000XM4にはMediaTek MT2822が搭載されるなど、ソニーは音楽関連製品用SoCとしてMediaTek製のものを多数採用してきました。
 
今回はMediaTekではなくQualcommを選択した理由について、MediaTekは28nmプロセスなど、古いプロセスを使っていること、Qualcommが5Gモデムを搭載していないSoCを供給していることなど性能比に優れる点が理由として考えられると、The Walkman Blogは述べています。
 
The Walkman Blogは、「NW-ZX707」と「NW-A300シリーズ」はQualcomm製SoCを採用しましたが、今後はそれが主流になるという訳ではなく、WF-1000XM5などがされるとしたら今まで通りMediaTek製のSoCが選択されると予想しています。
 


 
 
Source:The Walkman Blog
(FT729)


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