薬剤師による薬剤師のためのAI錠剤カウントアプリ、法人向けプランを公開

韓国のMedility Inc.は、AI錠剤カウントアプリ「Pilleye」にて調剤薬局チェーン・ドラッグストアチェーン向けのプランを公開しました。

写真を撮ると自動でカウント

Pilleyeは、手元に並べた錠剤の写真を撮影するだけで、AIが錠剤の数を教えてくれるスマートフォンアプリです。

最大1000錠までカウントすることができ、錠剤やカプセル剤に加え、半錠も検知します。開発元によると、計数の精度は99.999%以上とのこと。

今回、Medility Inc.は、個人ユーザー向けに提供してきたPilleyeを、法人向けにも提供開始します。法人向けプランでは、無制限で錠剤をカウントできるほか、店舗ごとに複数アカウントの作成が可能で、撮影履歴を共有・管理することができます。


法人プランの提供を通じて、店舗の実在庫を正確に把握するというニーズに対し、属人化によるリスクを減らし、適切な在庫管理を支援する方針です。今後は、レセコンの在庫情報と実在庫をリアルタイムで比較できる機能を開発する予定です。

現役薬剤師が開発

Pilleyeは、Medilityの創業者であり現役の薬剤師でもあるPark Benny氏が開発しました。

10年以上薬剤師として働くなかで悩んでいた錠剤の計数業務を、AIに任せることで、単純作業に割く時間を減らし、患者に寄り添う時間を増やすことをめざしています。

2020年12月のサービス提供開始から約2年で、利用者が30万人を突破。アメリカ、韓国、日本を中心に、世界各国の薬剤師の業務効率化を支援しています。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000105869.html

Pilleye

(文・Saki.A)


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