ダイハツが、DXビジネス人材を育成強化するために「DXビジョン」を新たに作成。
2025年度までに、全部署でデジタル技術が活用できるよう1,000名のDX人材の育成を目標に掲げ、最終的には、全社員のDXビジネス人材化を目指します。
ダイハツがDXビジョンハウスとDX方針を作成
ダイハツ株式会社は、2050年カーボンニュートラル(*1)やCASE・MaaS(*2)といった社会情勢を背景に、「DXビジョン」と「DX方針」を新たに策定しました。
(*1)温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させて二酸化炭素の排出量と吸収量を全体としてゼロにすること
(*2)CASEは「Connected(コネクテッド)」「Autonomous(自動運転)」「Shared & Services(シェアリングとサービス)」「Electric(電動化)」の頭文字をとったもので新しい車の開発の方向性を示す概念。MaaSはMobility as a Serviceの略で移動サービスを意味し、CASE・MaaSは多様な移動手段の実現のこと。
<DXビジョンハウス>
DXビジョンハウスは「Light you up」お客様に寄り添い暮らしを豊かにする、をグループスローガンに掲げ、DXスローガンを「人にやさしいみんなのデジタル」、DXビジョンを「デジタル技術の活用により、社会課題を解決し、お客様の豊かな生活と従業員の幸せを追求」としました。
「モノづくり」・「コトづくり」・「ヒトづくり」の3つをテーマに、「DX1:デジタルを広める」、「DX2:今を強くする」、「DX3:未来を創る」ことを進めていきます。
<DX方針>
DX方針は以下5つの方針を定めました。
- データに基づく意思決定で「100年に一度の大変革」に対応
- 組織内に分散されたデータの利活用に向けたデータ基盤の構築、情報格差の解消で、「仕事」と「会社」と「社会」を変革
- アナログ世代~デジタルネイティブまで、全社員が主役
- 最新にデジタル技術の導入とともに、デジタル技術の手の内化や「Fit to Standard」で、新しい企業文化を作る
- 「2025年の崖」・「レガシーシステムの足かせ」を取り除き、新しい業務プロセスを実現
DX人材の育成を加速
ダイハツでは、2020年からAI人材育成に取り組んできました。
新たに策定した「DXビジョンハウス」に基づき、Business Intelligence(データを分析加工し経営の意思決定に活用する方法)ツール活用やアプリ開発などの領域の人材を育成。
2025年度までに、全部署でデジタル技術が活用できるよう1,000名のDX人材の育成を目標に掲げました。また最終的には、全社員のDXビジネス化人材を目指します。
CASEやMaaSなどを実現するための高度なアプリ開発も社内で内省化できるよう、2025年度までに50名の社内開発者の育成を目指します。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000288.000016361.html
(文:先崎ゆきえ)
- Original:https://techable.jp/archives/193126
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:先崎由岐絵
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