カナダのブリティッシュコロンビア州で2人の女性が雪の中に取り残されるも、iPhone14の衛星通信機能を使ってSOSに成功し救助される出来事がありました。
米国とカナダでサービス展開
衛星通信はiPhone14シリーズから搭載された機能で、執筆時点(2023年1月)では米国とカナダでのみのサービスとなっています(日本向けモデルでも機能自体は搭載済)。
通常のキャリア通信やWi-Fi電波の届かない場所でも緊急SOSを要請できるとあって、これまでにも各地で多くの人命を救ってきました。今回カナダのブリティッシュコロンビア州で遭難した女性2人も、iPhone14の衛星通信機能がなかったどうなっていたか分かりません。
緊急SOSがなければ捜索できなかったかも
旅行から帰ろうとした彼女らは、高速道路が事故のため閉鎖されていることに気づきます。そこでGoogleマップを利用して、森を抜ける代替ルートを選択したのが運の尽きでした。
道路が部分的にしか除雪されておらず、女性たちは雪の壁を無理に通り抜けようとして立ち往生してしまいました。しかし救助を要請するといっても、通信圏外でキャリアの電波は届かず、自分たちがどこにいるかすら分かりませんでした。
幸いにも衛星通信機能を搭載したiPhoneを所有していたおかげで、レスキュー部隊に連絡でき、GPSの位置情報から彼女らが普通の道路ではなく、森林伐採のための道路に迷い込んでいたことが発覚しました。
レスキュー部隊の担当者は「おかげで彼女たちの命を救うことができた」と述べ、もし緊急SOSがなければ、女性たちを見つけるのに1週間以上かかっていたかもしれないと話しました。
ブリティッシュコロンビア州で衛星通信機能を通した緊急SOSが活用されたのは今回が初めてでしたが、これを機会にレスキュー部隊はAppleに連絡をとり、研修会を開くことに決めたそうです。
Source:AppleInsider
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-521031/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania