ソフトバンクとKDDI、デュアルSIMサービスを発表との報道。通信障害対策に期待

iPhone デュアルSIM
 
の両社がデュアルSIMの新サービスを2月2日に発表すると産経新聞が報じています。大規模通信障害発生時の対策として期待され、NTTドコモ、楽天モバイルも参入すると見込まれてます。2018年秋以降に発売されたなら、デュアルSIMを利用可能です。

ソフトバンクとKDDIが2月2日に発表へ

産経新聞の報道によると、ソフトバンクとKDDIの両社は、2月2日にデュアルSIMの新料金プランを発表する方針で、全国の販売代理店やオンラインストアで提供を開始予定とのことです。
 
ケータイwatchの取材に対してKDDIは、緊急時の利用を想定したオプションサービスとして提供する予定とコメントしています。
 
ユーザーは、KDDIとソフトバンクの両社に申し込むのではなく、KDDIとの契約だけでソフトバンクの回線も利用可能になるため、申込先が1社で済むワンストップ化が実現する模様です。

時折発生する大規模通信障害

2022年7月に発生したKDDIの大規模通信障害は、影響の範囲と期間の長さから注目を集めましたが、通信障害は各キャリアで時折発生しています。
 
総務省の有識者会議でも、通信障害対策として通信障害発生時に他社回線に切り替えて通信できるローミング方式などが検討されていますが、技術的な課題も残されています。
 
デュアルSIMなら、対応するですぐに導入でき、一方のキャリアが通信障害や災害の影響でつながらなくなっても、もう一方のキャリアの回線で通信・通話が可能になります。
 
MMD研究所の調査によると、通信障害の経験者がとったリスク対策として、サブ回線の契約、デュアルSIM/対応端末の購入が上位にあがっています。

iPhoneはiPhone XS/XR以降でデュアルSIMが利用可能

iPhoneでデュアルSIMが利用できるのは、2018年に発売されたiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のモデルです。iPhone SEも、2020年に発売された第2世代以降のモデルならデュアルSIMが利用できます。
 
iPhoneでは、物理SIMカードとeSIMを組み合わせたデュアルSIMに対応しています。
 
eSIMは、オンラインで申し込みが完結でき、手頃な料金で利用できるとしてMVNOやサブブランドで人気が高まっており、IIJなどから音声通話とデータ通信の両方に対応したサービスも提供されています。
 
アメリカで販売されるiPhone14シリーズは、eSIMのみに対応し、物理SIMカードスロットを廃止していることから、今後は世界的にeSIMの利用が中心になっていくと考えられます。
 
 
Source:産経新聞, ケータイwatch, Apple
(hato)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA