Apple Watch Series Ⅹ、Ultra 2、SE 3が来年に大幅改良

Apple Watch 2024
 
2024年モデルのである、Apple Watch Series Ⅹ(第2世代)(第3世代)は、ディスプレイの仕様や大きさが大幅に変更されるとの予想が市場調査会社により伝えられました。
 
これまで、2024年モデルのApple Watch Ultra(第2世代)にはマイクロLEDディスプレイが搭載されるとの噂が伝えられてきましたが、それにとどまらず、Apple Watch Series Ⅹ、Apple Watch SE(第3世代)のディスプレイが大型化される可能性があるとのことです。
 
Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイ搭載に関する噂は、下記の記事でご確認下さい。
 

Apple Watch Ultra(第2世代)、Series Ⅹ、SE(第3世代)はケース径が1mmずつ拡大?

Omdiaが掲載したApple Watchの開発計画には、2024年モデルのApple Watchは全てのモデルのディスプレイが変更されるなど、驚くべき内容が記されています。
 

  • Apple Watch Ultra(第2世代):2.13インチマイクロLEDディスプレイ、解像度は325ppi
  • Apple Watch Series Ⅹ:1.89インチ(解像度 325ppi)および2.04インチ(解像度 326ppi)に拡大
  • Apple Watch SE(第3世代):1.71インチ(解像度 325ppi)および1.92インチ(解像度 326ppi)に拡大

 
Omdiaの予想が正しければ、Apple Watch Series Ⅹはディスプレイサイズを拡大、Apple Watch SE(第3世代)にはApple Watch Series 7が搭載するディスプレイが転用されるようです。
 
Appleは製品ごとの差別化を進めていますので、Apple Watch SE(第3世代)にApple Watch Series 7と同サイズのディスプレイを搭載したとしても、表示が端まで広がる光ファイバープレートは導入しないかもしれません。
 
2024年モデルのApple Watch全モデルがディスプレイサイズを拡大した場合、Apple Watch Ultra(第2世代)のケース径が50mm、Apple Watch Series Ⅹのケース径が42mm/46mm、Apple Watch SE(第3世代)のケース径が41mm/45mmの表記になることが予想されます。
 
なお、Apple Watch SE(第3世代)用有機ELディスプレイの製造はジャパンディスプレイ(JDI)が独占すると記載されていますので、実現した場合は同社にとって朗報です。
 
Apple Watch roadmap

マイクロLEDディスプレイだけでも1万円値上げ?

Apple Watch Ultra(第2世代)のマイクロLEDディスプレイの対角長が2.13インチで解像度が325ppiの場合、マイクロLEDチップの大きさは10マイクロメートル、搭載されるチップの総数が約90万個、部品単価は115ドル(約15,000円)と、現行モデル用有機ELディスプレイの部品単価38ドル(約5,000円)の3倍になる見通しです。
 
こうしたことから、2024年モデルのApple Watchは3モデル全てが大きな進化を遂げるも、値上げにつながる可能性が高いと考えられます。
 
マイクロLEDディスプレイは将来的に、(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなどにも導入されると予想されますが、そうしたデバイスではもっと高い解像度が要求されるため、Apple Watchが搭載した後すぐに応用される可能性は低そうです。
 
予想されるマイクロLEDディスプレイ関連サプライヤー
 

  • 開発:LuxVue Technology(2014年に買収)、TSMC
  • マイクロLEDチップ:OSRAMとEpistar
  • LTPO-TFTバックプレーン(注1):LG Display
  • CMOSバックプレーン:TSMC
  • 製造:ITRI

 
注1:低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)
 
 
Source:The ELec,経済日報
Photo:Apple(米国)
(FT729)


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