Linuxで引数（パラメータ）付きのPHPコマンドを実行

Linux上でPHPコマンドを実行する際、他のコマンドと同様に引数を付けることが可能です。
プログラミング初心者からエキスパートまで、Linux上のPHPコマンドを使用している方は多くいますが、実行時の引数やパラメータの扱い方法について知識不足があります。
この記事では、Linux上で引数などのパラメータ付きのPHPコマンドを実行する方法について説明したいと思います。

PHPコマンドを実行

コマンドでPHPのスクリプトファイルを実行するには、phpコマンドの後ろに半角スペースで実行するファイルパスを指定します。
引数を指定して実行するには、さらにその後ろに半角スペース区切りでパラメータを追加します。

# php ＜実行するファイル＞ ＜引数1＞ ＜引数2＞ ＜引数3＞...

仮に、script.phpというファイルを作成し、これに3つの引数を付けてコマンドで実行すると、以下のようにな書き方になります。

# php script.php arg1 arg2 arg3

コマンドの引数（パラメータ）を取得

LinuxのPHPコマンドで実行された引数を取得するには、実行されたスクリプトファイル内で定義済みの変数を使用します。
定義済みの変数を使った取得方法は2つあります。

$argvで取得する

上記の例で作成したscript.phpファイルのスクリプトを以下のように記述します。

<?php
var_dump($argv);
?>

すると、このように出力されます。

array(4) {
  [0]=>
  string(10) "script.php"
  [1]=>
  string(4) "arg1"
  [2]=>
  string(4) "arg2"
  [3]=>
  string(4) "arg3"
}

つまり、定義済みの変数に配列で格納されており、配列の最初（0番目）は実行したファイル名。
そして、その後（1番目）からが引数になりますので、このように1つずつ取得することもできます。

<?php
$str = $argv[1] . $argv[2] . $argv[3];
echo $str;
?>

実行結果はこのようになります。

arg1arg2arg3

$_SERVERで取得する

変数名は違えど、中身は同じです。

<?php
var_dump($_SERVER['argv']);
?>

【おまけ】cronで実行する場合は注意！

以前の記事でもご紹介しましたが、パスが通ってないコマンドをcronで実行する場合は、絶対パスで指定しなければなりません。

/usr/bin/php /path/to/script.php arg1 arg2 arg3

詳しくはこちらをご参照ください。

• Original:https://minory.org/linux-php-command.html
• Source:Minory
• Author:管理者

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