テンセント(騰訊)クラウド事業部門のテンセントクラウドは、人気ライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」の支援を発表しました。
より低遅延・高品質に
ミクチャは、ライブ配信と動画投稿でコミュニケーションを楽しめるアプリ。2013年12月より運用を開始し、国内累計1,700万ダウンロードを突破。現在の月間訪問者数は500万人を超えています。また2020年7月にサービス名が「MixChannel」から「ミクチャ」に改称されました。
テンセントクラウドからの支援は、2022年から開始。過去には、AI技術で様々な動画処理に対応する美顔機能「Tencent Effect SDK」を導入するなど、ユーザー体験の向上を目指した協業を実施してきました。
また今回の発表により、テンセントクラウドは、開発用スイート「テンセントクラウドメディアサービス」をミクチャに提供開始。より低遅延・高品質でインタラクティブなライブ配信体験が楽しめるようになりました。
提供されるSDKの詳細
ミクチャに提供されたソフトウェア開発キットの一覧(導入予定のものを含む)は、以下の通りです。
・テンセント・リアルタイム・コミュニケーション(TRTC)
エンドツーエンドの遅延が300ミリ秒以下で、優れたネットワークジッター対策およびパケットロス対策の性能を持つリアルタイム音声・ビデオ通信ソリューション・クラウド・ストリーミング・サービス(CSS)
ライブ配信管理プラットフォーム・ビデオ・オン・デマンド(VOD)
オンデマンド配信管理プラットフォーム・UGSV(ユーザー生成のショート動画) SDK
ショートビデオのワンストップ統合ソリューション・Tencent Effect SDK
ショート動画のワンストップ統合ソリューション、AI技術をベースにしたショート動画およびライブ配信アプリ向け美顔ソリューション・ライブイベントストリーミング(LEB)
接続無制限の全てのプラットフォームでエンドツーエンド遅延が1秒未満というCSSの超低遅延バージョン
テンセントクラウドのコメント
今回の支援について、テンセントクラウド・インターナショナルでシニアバイスプレジデントを務めるポシュー・イェンは、以下のようにコメントしています。
テンセントクラウドは、先進的で高性能なソリューションを通じて、アプリ開発者が最高のユーザー体験を提供するための支援に取り組んでいます。
私たちは、ミクチャの機能を強化してより多くのエンターテイメントシーンを創造し、ユーザーとのインタラクションだけでなく、ビジネス効率においてもメリットを最大化することを期待しています。
このコラボレーションにより、日本および世界中のより多くの企業とデジタル化への移行に関して協力する機会が増えることを願っています。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000086443.html
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/198171
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文
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