マニアもうなるフルディスクリート回路!CayinのDAP「N7」がスゴい!

1993年に中国で創業し、ピュアオーディオ界隈では知る人ぞ知る存在のハイエンド・オーディオメーカー、Cayin(カイン)。30周年という節目の年を迎えた同ブランドより、超ど級のデジタルオーディオプレイヤー「Cayin N7」(28万9850円)が登場しました。

オーディオ専門店を中心に発売中。試聴会ではすでに多くのオーディオマニアをうならせている逸品です。

設立時より真空管アンプの製造・販売をメインに展開してきたCayin。近年ではその高い技術を生かしてデジタルオーディオプレイヤー分野に進出。フラッグシップモデル「N8ii」(2022年)、ポータブルヘッドホンアンプ「C9」(2021年)などは、耳の肥えたオーディオマニアの間でも高い評価を得ています。

最新作「Cayin N7」は、142×77.8×22.2mmの重さ380gに満たないコンパクトなボディに、5インチ・1080×1920のタッチスクリーンを搭載。サンドブラスト加工を施したCNCアルミニウムの筐体は、見るからに高級感が漂います。

特筆すべきは、何といっても“フルディスクリート・フルバランスデザイン”。DAC回路やLPF回路、ヘッドホンアンプ回路などは、一般的なデジタルオーディオプレイヤーではあらかじめ複数機能を搭載したカスタムICチップなどを使い実装されますが、このモデルではひとつの目的に対してひとつの半導体を使用するフルディスクリート回路を採用。

ひとつひとつの半導体を1から組み上げるフルディスクリートは技術的に難しく、設計にも実装にも手間がかかるもの。ただし、フルカスタマイズできる分だけサウンドデザインにおける自由度が高い、というメリットもあります。「Cayin N7」は、「音の特徴を極限まで微調整できる」メリットを優先し、数々の困難にあえて挑戦しているわけです。

DAC、LPF、ヘッドフォンアンプをディスクリート回路で構成するのは、Cayin初のチャレンジ。左右対称の両面基板を採用して回路同士の干渉を最小限に抑え、信号経路のレイアウトや長さを可能な限り統一するなど、さまざまな工夫によって、省スペース化とフルディスクリート化を実現しました。回路ひとつひとつの最適化に徹底してこだわった末に誕生したのは、デジタルオーディオの域を超えるような自然でやわらかなサウンドです。

駆動をつかさどるMCUには、Snapdragon 665を採用。メモリは4GB。内蔵ストレージは64GBで、microSDスロットを使えば最大1TBまでの増設に対応します。搭載OSはAndroid 12ベース。Google Playをプリインストール済みです。好みのアプリをダウンロード可能。これまでにないサウンドを「Cayin N7」で体験してみてはいかがでしょうか。

>> コペックジャパン

<文/&GP>

 

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