人気のビデオ・オン・デマンドを楽しむ「ストリーミングデバイス」6選【春の最新ヒット良品&流行モノ ベストバイ】

【春の最新ヒット良品&流行モノ ベストバイ】

ドラマや映画をVODで楽しみたいけど、テレビはまだ買い替え時期じゃないし…。その場合は、手持ちのテレビに“ストリーミングデバイス”を接続しよう。有線LAN、もしくはWi-Fi環境が整っていれば、話題のネット配信ドラマや映画を視聴できるようになる。どんな種類があり、何が自分に向いているのかを見極めよう。

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一言でストリーミングデバイスと言っても、いくつか種類がある。どんな基準で選べばいいのだろうか。

オーディオビジュアルライターの折原一也さんは「基本的に大手ITプラットフォームが出している製品を選ぶのが無難だと思います」と話す。大手ITプラットフォームというのは、アマゾンにアップル、グーグルのことだ。

「中でも万人向けと言うか、デンジタルに詳しくない人でも簡単に扱えるのが、アマゾンのファイヤーTVシリーズです。アマゾンは通販で使う人も多いと思いますが、そこでプライム会員になっていればプライムビデオが追加料金なしで視聴できるのが大きな魅力です」

その他にアップルTVやグーグルのクロームキャスト、デジタル製品でお馴染みのアンカーなども発売している。

「ただほとんどがWi-Fi接続なので、通信が安定しない、有線LANしかないという環境なら、有線LANも対応するタイプを選ぶといいでしょう」

手持ちのテレビが4K対応であれば、デバイス自体も4K対応を選択すれば、高画質のコンテンツを思う存分視聴できるようになる。これまで休日を自宅で退屈に過ごしていたり、空き時間を持て余したりしていた人でも、楽しみの幅が大きく広がって行くはずだ。

オーディオビジュアルライター 折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て独立し、オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、モノ情報誌などでトレンド解説や製品情報をレビュー。多彩な記事を執筆している。2009年からVGP 審査委員も務めている

 

1. フルHDで多彩なコンテンツに対応

Amazon
「Fire TV Stick」(4980円)

Fire TVシリーズの最も基本的なモデル。ネット動画のスタートアップにいいですね(折原さん)

第3世代になり、前モデルよりもフルHD動画を素早くストリーミングでき、対応する機器やコンテンツであれば、HDRやDolby Atmosにも対応。リモコンにはAlexaも付いているので、音声認識でコンテンツを探したり、再生をしたりできる。

▲本体をテレビのHDMI端子に差し込み電源を繋ぐだけで、すぐに使えるようになる

▲アマゾンのプライム会員であれば、Prime Videoの会員特典対象の作品が追加料金なしで見放題

 

■ハンズフリーで操作できるオシャレなフォルム

Amazon
「Fire TV Cube」(1万9980円)

Echoデバイスとワイヤレス接続してスピーカーとして使い、Alexaホームシアター構築もできます(折原さん)

Fire TV Stick 4K Maxより2倍パワフルで、シリーズ史上最も先進的なメディアプレイヤー。リモコンを使わず、複数のマイクとスピーカーを内蔵していて、Alexaに話しかけるだけでほとんどの操作を行うことができる。

▲背面にはHDMI入力/出力を各1、Ethernetポート×1、USB-A×1のポートを備えている

 

■HDMIに差し込むだけで臨場感のある4K動画

Amazon
「Fire TV Stick 4K Max」(6980円)

手持ちのテレビが4Kモデルであれば、これが最高の選択肢です(折原さん)

次世代Wi-Fi 6にも対応していて、Dolby VisionやHDR10、HDR10+に対応し、4Kコンテンツを鮮やかに再生。従来のFire TV Stic 4Kよりも40%パワフルで、より素早いアプリ起動が可能で、滑らかな操作感になっている。

 

■動画の世界に没入できる音質と画質

Apple
「Apple TV 4K」(Wi-Fi + Ethernet:2万3800円、Wi-Fi:1万9800円)

各種デジタルデバイスをApple製品で揃えている人はすごく便利に使えると思います(折原さん)

第3世代となる、昨年11月に発売された最新モデル。Wi-FiモデルとWi-Fi+Ethernetモデルの2種類が用意されているので、Ethernet接続にすれば、より安定した動画視聴環境を得られる。Appleが提供する様々なデバイスやサービスと連携することも可能。

▲購入すると、豊富なコンテンツが充実したApple TV+を3ヵ月間無料体験することができる

▲Appleの音声アシスタント機能、Siriも搭載されていて音声のみで操作も可能だ

▲ストレージはギガビットEthernetに対応したモデルが128GB、Wi-Fiモデルは64GB

 

■テクノロジーでテレビをもっと楽しくする

グーグル
「Chromecast with Google TV」(4Kバージョン:7600円、HDバージョン:4980円)

AndroidのスマホやPCでChromeブラウザを使っている人には、すごく相性が良い製品です(折原さん)

Google Playで配信中の1万1000以上のアプリをサポート。セットアップ中もセットアップ後もダウンロードすることができる。基本的にWi-Fi接続だがEthernetアダプターを使用すれば、ルーターに接続して使うこともできる。

▲ホーム画面で気に入ったコンテンツを検索したり、スマートホームデバイスをコントロールしたりすることも可能だ

 

■Dolby Digital Plus対応で映画館のようなサウンド

Anker
「Nebula 4K Streaming Dongle」(8980円)

Android TVを搭載したデバイスです。Google Playでアプリをどんどん増やしていけます(折原さん)

Android TV 10.0を搭載し、機器が対応していれば、最大4K/75fpsでコンテンツを再生できる。YouTubeやPrime Video、Netflix等はもちろん、7000以上のアプリを通して、多くのエンタテインメントを楽しめる。

▲本体サイズは、約56×56×15mm。HDMIケーブルで接続して、電力はUSBケーブルから供給される

 

【NEXT HIT】

■映像と同時に

ネット動画コンテンツは、高音質な作品も多く配信されている。「観るだけでなく、できれば音響にもこだわってみてください。そこで注目なのが、AppleのHomePodとAmazonのEcho Studioです」と折原さん。「どちらも2台揃えることで、Dolby Atmosの作品であれば、簡単に空間オーディオを構築することができます」

Apple
「HomePod」(4万4800円)

今年発売された第2世代のHomePod。部屋の反射音をマイクで拾うことで置かれた場所を自動認識。最適なサウンドにチューニングする。Apple TV 4Kと連係させ、さらに2台を連携させると臨場感溢れる音響で視聴できる。

▲2台のHomePodをペアリングすることで、全身をを音で包み込まれるような空間オーディオになる

▲深みのある低音を生み出す高偏位ウーファーと5つのビームフォーミングツイーターが高音質な空間を作り出す

▲Apple Musicはもちろん、他社製の音楽アプリにある楽曲も、一段とクリアで豊かな高音質で再戦することもできる

 

Amazon
「Echo Studio」(2万9980円)

Fire TVシリーズはもちろん、HDMI ARC対応テレビに接続すると、テレビやHDMI接続された機器の音も高音質で再生できる。Alexaホームシアターシステムを構築すれば、部屋にいながら映画館並みの音響になる。

▲5.25インチのウーファーと2.0インチミッドレンジスピーカー、1.0インチツイーターが豊かな音響空間を作る

※2023年3月4日発売「GoodsPress」4月号20-21ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【春の最新ヒット良品&流行モノ ベストバイ】

<取材・文/松尾直俊>

 

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