Apple、先週スティーブ・ジョブズ・シアターで複合現実ヘッドセットのデモ体験を実施

apple ヘッドセット
 
は、米カリフォルニア州クパチーノの本社Apple Parkのスティーブ・ジョブズ・シアターにて、100人のトップ役員を招き、複合現実(MR)ヘッドセットのお披露目会を行った、とApple社内の動向に詳しいBloombergのマーク・ガーマン氏が伝えています。

6月の発表はほぼ確実に?

日曜恒例のニュースレター「Power On」の中で、ガーマン氏は今回の“大集合”6月のヘッドセットの発表に向けた重要なマイルストーンである、と述べています。Apple本社で催されたこのイベントは、Appleのトップメンバーが同社の次の主要プラットフォームを中心に結集することを意図したものであるとのことです。
 
MRヘッドセットの発表は、6月の世界開発者会議(WWDC)で行われる見通しです。Appleは現在3種類の拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットの開発を噂されていますが、WWDCでは最も初期のゴーグル型のデバイスが披露されるとみられています。

薄型のメガネのようなデバイスの登場はもっと先に?

Appleが開発中の3種類のAR/VRヘッドセットの中で最も薄型のメガネのようなデバイスはコードネーム「N421」の下開発が行われているとされていますが、登場するのはかなり先になると予想されています。
 
Apple社内にはより洗練された薄型のタイプの発表をもって新製品ジャンルを打ち出したいと考えている従業員もいるようですが、Apple最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ氏はAR/VRヘッドセットをなるべく早く発表したいという意向を示しており、最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏もこれに同意しているとのことです。

発表されるデバイスは問題を抱えている?

ガーマン氏いわく、Appleが発表予定のゴーグル型のAR/VRヘッドセットはいくつかの問題を抱えたまま発売される可能性が高いとのことです。
 
デバイスは3,000ドル(約39万2,000円)という高額にも関わらず、明確なキラーアプリが存在せず、バッテリーは数時間ごとに交換する必要があり、外付けだそうです。また、デザイン面にも問題があり、一部のテスターからすでに不快と感じるとのフィードバックが得られているそうです。
 
製品ジャンルの展開の仕方としては、に近い軌跡をたどる可能性があるとのことで、最初からヒット商品にすることを目指ざさず、段階的な進化を経ていくことになりそうです。
 
 
Source:MacRumors
Photo:@marcusckane/Twitter
(lexi)


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