iPhone買い替えユーザーのうち8割はバッテリーも画面も大きな問題なし

iphone14 pro
 
スマートフォンの耐久性能が大きく向上したことで、iPhoneをアップグレードしたユーザーのうち、もとの端末に大きな破損や消耗が起きていないと回答した人が約8割を占めていることが調査から分かりました。

ディスプレイもバッテリーも十分使用できる状態

一昔前であれば、スマートフォンの買い替え時期は2年前後が目安でした。2016年の時点では、iPhoneの買い替えサイクルを3年と見積もっていたことが、同社のWebサイトから明らかになっています。
 
しかし、スマートフォンの性能向上(10万を軽々と超える価格も関係しているかもしれませんが)によって耐久年数は大きく延び、古い端末を友人や家族にあげたり、下取りに出したりと、何らかの形で再利用する傾向が年々目立ちつつあることが調査から分かっています。
 
消費者動向を調べるConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)によると、旧モデルからiPhoneを新たにアップデートした消費者のうち、約60%が完璧な状態だと回答しました。ディスプレイに軽い傷がついているだけのユーザーを含めると、8割以上が端末を大きく破損させていないと回答したことになります。
 
CIRP 調査  iphone android
 
またバッテリー駆動時間についても、同じくアップグレードした60%ほどのユーザーが、それまでのiPhoneでも一日中あるいは一日の大半持つと回答しています。2〜3時間しか持たないと回答した消費者は15%ほどに過ぎませんでした。
 
これらの傾向はAndroidもほぼ同様で、iPhoneともどもアップグレードする消費者の大半は、今すぐ買い換えなけれないけないほどの差し迫った理由を持っていないことが分かります。
 
もちろん、こうした状況がスマートフォン業界にとって望ましいとは言えません。世界的に市場の停滞を招く一因となっているほか、スマートフォン価格のさらなるプレミアム化(≒値上げ)と関係していることは容易に想像できるでしょう。
 
 
Source:CIRP,AppleInsider
(kihachi)


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