盗まれたトラックをAirTagを使って追跡し、警察より早く犯人を見つけ出したトラックの所有者が、窃盗犯を銃で撃って殺してしまうという事件がアメリカで発生しました。盗まれた持ち物をAirTagで追跡できても、犯人に向かい合うことはせず、警察に任せるようにしましょう。
トラック窃盗犯、持ち主に銃殺される
米テキサス州の現地メディアKSATによると、トラックの所有者は、トラックが盗まれたことを午後1時に警察署に通報していましたが、AirTagを使ってトラックを追跡し、警察の到着よりも早くショッピングセンターで車両窃盗犯と向かい合うこととなりました。
現地の警察署によると、車両窃盗犯がトラックの所有者を銃を向けたところ、トラックの所有者が銃で窃盗犯を撃ったとみられています。トラックの所有者が何らかの罪に問われるかどうかは不明です。
現地警察は「辛いことと思いますが、自身の手で事件を処理しようとしないで欲しい」と呼びかけています。
AirTagで追跡できても犯人と対峙するのは禁物!
周囲のiPhoneやMacとの暗号化通信により、正確な位置を特定できるAirTagはこれまで、電動キックボード、スーツケース、飼い犬など多くの持ち物を見つけ出すのに役立っています。
しかし、今回の事件のように持ち物が盗まれた場合、警察に任せるのが賢明です。
盗まれた自分の持ち物の位置が、AirTagによって正確に分かる状況で追跡したくなる気持ちは理解できます。しかし、犯人が凶器を持っている可能性もあり、直接対峙した場合には、自分の身に危険が及ぶ可能性があります。
特に海外では、言葉の問題もあり警察への通報にハードルを感じるかもしれませんが、自身で犯人と向き合うことは避けるようにしましょう。
2022年には、盗まれたバイクをAirTagを使って追跡した男性が、鼻の骨を折る大怪我を負っています。
Source:KSAT via AppleInsider
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-531360/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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