「人とAIの共創世界」 をビジョンに掲げるAI企業のrinna株式会社以下(rinna)は、テキストの入力でリアルな人物のCGアバターが話して動くバーチャルヒューマン動画作成ソリューションの提供開始を発表しました。
バーチャルヒューマン動画の背景
AIの技術は日々進化を遂げており、ビジネスにおいても多様なニーズに応えるべく様々なAIの活用方法が開発されています。
そんな中、テキスト・音声・画像・動画などの生成系AIモデルの研究開発やAIによるデータ分析を強みとするrinnaは、バーチャルヒューマンソリューションのサービス提供を開始しました。
なお、同サービスには同社がこれまでに培ってきたAIによる音声合成技術とモーション生成技術を応用しています。
バーチャルヒューマン動画とは
このソリューションには、実在する人物を模したCGモデルの動画を制作できるバーチャルヒューマン技術を活用しています。
テキスト入力をするだけで、事前に収録した人物の3Dアバターが自然に動きながら話す動画を作成できるため、特別な機器や知識・スキルは不要。だれでも簡単に動画を作成することができます。
モデル撮影は1度のスキャン・録音で完了!
モデルとなる人物を事前に専用のスタジオで撮影し、声を録音して記録することでキャラクターデータ化します。そのデータをもとに、感情に沿った自然なイントネーションによる発話と発話時の動作、表情の変化をリアルタイムに表現するバーチャルヒューマンを作ります。
専用の動画作成ツールで原稿となるテキストデータを読み込ませることで、一度作成したバーチャルヒューマンを使って動画を簡単に作成することが可能。背景やキャプションを自由に編集できるので、希望するシチュエーションに合った動画を作れるでしょう。
日本語以外の言語でも利用可能
rinnaのバーチャルヒューマン動画作成ソリューションは、日本語以外の言語でも利用でき、グローバルに展開できるコンテンツの作成ができます。UIは日英中、動画音声は日英中含めた142言語が応相談で対応可能です。
人間味豊かなバーチャルヒューマンが生み出す新しいビジネスの可能性
バーチャルヒューマンソリューションは、以下のような様々なシチュエーションでの活用が期待されます。
- 企業のトップメッセージの発信にバーチャルヒューマンを活用
- 自社のビジネスにフィットする社員研修用プログラムを動画で内製化
- 放送局向けAIキャスターを作成
rinnaは今後、2D・3Dキャラクターモデルへの対応や、スクリプトの自動生成機能、音声会話機能の追加を検討しているとのこと。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000070041.html
(文・中西南美)
- Original:https://techable.jp/archives/202155
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:中西南美
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