【達人たちの春キャンプ&ソト遊びギア】
毎シーズン新作が数多く登場するキャンプギア。購入を検討していても、結局何を選べばいいのか分からないというひとは多いのでは? そこで今回は、今季発売中&登場するアイテムのうち、メーカーやブランドの各担当者が選ぶ“推しギア”を紹介。ぜひギア選びの参考にしてほしい!
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【TENT&TARP】
雨や強風を凌ぎ、一泊の宿にもなるテントやタープは、その存在感もあってまさにキャンプのメインギアといえる。実用性はもちろん、その見た目にもこだわって選びたい!
1. プライベート空間でガス式燃焼器具が使える
サブポールや陣幕を使用して、さまざまなプライベート空間を作り出すことができます!(広報担当 坂之上さん)
SOTO
「HORUS SOLO T/C」(9万9000円)
コンパクトかつ設営が簡単なワンポールシェルターを軸として、陣幕と2本のサブポールが標準セットになったソロテント。充実したセット内容で周囲の視線を遮り、落ち着いた空間をつくり出せるのが嬉しい。天幕とベンチレーターを開ければガス式燃焼器具の使用もOKだ。
▲ポリエステルにコットンを混ぜたT/C素材は火の粉に強い。撥水加工を施すことで雨の日も安心だ
▲サブポールを使えば、チェアを2脚並べてくつろげる広々したリビングに拡張が可能
2. ファミリーキャンプの機能を追求した2ルーム
生地に使用したテックスファイバーはメンテナンスが簡単。季節・気温に合わせてお使いいただけます(コールマン事業部 マーケティング本部 木本さん)
コールマン
「タフスクリーン 2ルーム TX/MDX」(10万3290円)
コットンのようなナチュラルな風合いながら、コットンよりも速乾性に優れているテックスファイバーを採用し、雨に濡れてもカビの発生を軽減する。巻き上げ可能な全面フルスカートや、大型のベンチレーション、ルーフフライと快適性に優れておりファミリーキャンプに最適だ。
▲全面フルスカート搭載で、冷気や虫の侵入を抑える。夏は巻き上げて外気の取り入れもできる
▲テックスファイバーポリエステルはまるでコットンのような風合い。耐久撥水性も高い
3. 全面出入り可能なスクエア形状が使いやすい
テントはフロアレスで土間使用が可能です。レイアウトの幅が広く、出入りや換気も自由自在です(営業 横田さん)
ユニフレーム
「REVOスクエアタープ3×3 TC TAN」
「REVOスクエアウォール3×3 TC/TAN ハーフ」(タープ:2万8600円、テント:5万9400円。テント<ハーフ>:4万6200円)
タープは3×3mの使いやすいスクエア形状で、テント、タープ共にTC素材を採用しており、火の粉に強く結露も軽減してくれる。テントは全ての面が開き、出入りや換気が可能なので設置場所のイメージがしやすい。シーンに合わせて自由にレイアウトして楽しみたい。
▲側面スクリーンをオープンさせれば、開放感のあるゆったりとしたスペースを確保できる
▲奥行130cmのハーフテントとの組み合わせなら、半分を調理スペースとしても活用可能
4. はじめてのキャンプや野外フェスにぴったり
2人使用、就寝可能なテントです。周りの人と一味違うテントをお探しの方におすすめです(広報課 中井さん)
ロゴス
「LOGOS Fes PANEL ラムダΛ DUO-BC」(4万5800円)
クラシカルなA型フレームでスタイリッシュなデザインながら、機能性も充実している。インナーテントの左右に物置スペース、ポールセットの活用でタープにもなる出入り口など、あると嬉しい機能が盛りだくさんだ。
5. 居住性と組み立てやすさにこだわったエントリーモデル
スノーピークの新たなエントリーモデルで、組み立てやすくスムーズな設営が可能です(広報 木下さん)
スノーピーク
「ランドネスト M テントタープセット」(8万300円)
登山用テントに多く見られる逆Y字型フレームをメインに採用することで、設営を簡単にしながら居住性も確保したエントリーモデル。タープはテントの形状に合わせて設計されており、快適なリビング空間を創出する。
6. シェードとしても使用可能なゆったりサイズ
フックで壁を立ち上げることで室内の空間を確保できるので、家族(4〜5人)でも使えるゆったりサイズです(マーケティング本部 木本さん)
コールマン
「ワイドティピー/3025(グレージュ)」(3万9600円)
リサイクルポリエステルを使用した、ファミリーサイズのティピー型テント。フロアの形状はデッドスペースの少ない長方形で、室内空間を有効に使える。またインナーテントを外せば、シェードとしてデイキャンプでも利用可能だ。
【FURNITURE & SLEEPING】
イスやテーブル、寝具などはキャンプサイトの快適さを左右する重要なアイテム。使い心地など実用面はもちろん、かさ張りがちなので、サイズ感や収納性にも注目して選ぼう。
7. 全身をあずけてくつろげる“ヤバイ”椅子
「これはヤバイ……」と思わず声が漏れ出るこのリラックス感はヤバイッス!(広報 辻さん)
DOD
「ヤバイッス」(1万3750円)
頭をあずけてゆったりくつろげるハイバック仕様&オットマン付きのチェア。このオットマンがキャリーバックになるので、収納時はコンパクトなのが便利だ。高さと角度の調整が可能で、テーブルでの食事や焚き火などシーンを選ばない。
8. どんな場所もリビングスペースにしてリラックス
お庭やベランダなども、このエアカウチを置くだけでくつろぎのリビングスペースに早変わりします(マーケティング本部 木本さん)
コールマン
「エアカウチ(グレージュ)」(2万5850円)
アウトドアでの使用を考えたポータブルカウチ。セットアップは空気を入れるだけ。体が沈み込み過ぎず、適度な反発性で快適な座り心地だ。もちろんコンパクトに収納できるので保管や運搬も楽々。本体サイズ160×90×88cm
▲自宅のインテリアにも馴染む風合い。一人掛けサイズと組み合わせれば豪華なリビングに
9. クッションや枕としての使用もできる汎用性
キャンプの就寝時は寝袋、リラックスタイムやお家ではクッションとして、いつでもどこで使えます(広報 辻さん)
DOD
「ウサクッションシュラフ」(4400円)
収納時にはウサギロゴが映えるクッションとしても使える寝袋。封筒型なので、足元がゆったりとしていて広々寝られる、2人用に連結がしやすい、掛け布団としての使用もできるなど汎用性の高いアイテムだ。洗濯機で丸洗い可能。
▲ファスナーを広げて掛け布団や、収納袋は枕としての使用もオススメ。複数個持ちも◎
10. おしゃれな見た目でしかも抜群の座り心地
使用される生地に環境に配慮したリサイクル素材を使用したホームコレクションとなります(プレス 赤木さん)
Helinox
「チェアワンホーム」(各1万8480円)
高いデザイン性と座り心地の良さでホームチェアとしてリビングでの使用もできる。もちろん高耐久&軽量&コンパクトでアウトドアにも適している。環境に配慮したリサイクル素材にリニューアルしたことで隙のない一脚となった。
11. どんな場所でも気軽に憧れのハンモック泊を
場所を選ばないため、海、山、川、森、どこでもOK。どこに持ち出そうか考えるだけでワクワクしちゃいます!(広報 辻さん)
DOD
「トゥリーイラヘン」(2万9700円)
商品名のとおり木が不要で設営できるため、気軽にハンモック泊に挑戦できる。自立スタンド付きのハンモックにタープとメッシュを付ければ、就寝可能なソロテントに。濡れた地面や凹凸に影響されないところが最大のメリットだ。
12. 5つの機能が一体化!充実ツールで一日中楽しめる
ソロ空間に装備を詰め込み、MAKIBI(薪火)料理や焚き火が1日中楽しめるテーブルです(広報課 中井さん)
ロゴス
「MAKIBI マルチソロテーブル」(2万4800円)
ピラミッドタイプの焚き火台、テーブル、調理用フック、ランタンポール、小型ラックの5つのツールが一つに集約されている。収納時は折りたたんでフラットにできるので場所を取らない。ミニマルなキャンパーに刺さるアイテムだ。
13. 良いトコ取りのハイブリッドなモデル
広げて布団のように使用できるので、さまざまな用途でご使用いただけます(広報部 長井さん)
モンベル
「ダウン O.D.スリーピングバッグ #3」(2万4200円)
L字型のジッパーと伸縮性の高い独自の技術によって、マミー型のフィット感と、封筒型の開放感を組み合わせたスリーピングバッグ。中綿には軽量で暖かく、ロフト回復性に優れたダウンを使用しているので夏の高地や冬の低山に対応する。
【COOKING & OTHERS】
14. 本格鋳鉄調理でいつもの料理をもっと美味しく!
キャンプサイトをイメージしたデザインはおうちにいても楽しいキャンプを思い出させてくれます(プレス 赤木さん)
ロッジ
「Tent スキレット 8」(4950円)
一般の鉄製フライパンよりもさらに厚いスキレットは、熱伝導性や蓄熱性に優れており素材の美味しさを引き出してくれる。シーズニング済みなので、最初の面倒な手入れも必要ないところが初心者にもオススメだ。
▲ソロでの使用や携行にちょうど良い8インチ。おしゃれなデザインは見せる収納にピッタリ
15. 踊る茶葉を見ながら上質なひとときを楽しめる
手軽に淹れられるお茶の文化を、アウトドアに取り入れたいという発想から誕生しました(広報 木下さん)
スノーピーク
「サヨウ」(1万5400円)
ポットは透明度が高く“サヨウ(茶踊)”という名前のとおり、お湯を注ぐと、色の変化や茶葉が上下に踊るように動く様子が観察できて楽しい。ゆったりとした自分だけの時間を楽しむアウトドアにはぴったりなアイテムだ。
16. ちょっとした料理から手軽に使える卓上グリル
木の蓋は耐熱コースターとして使えるので、下に敷けばテーブルの上でもグリル料理が楽しめます(広報部 太田さん)
フュアハンド
「タンバー」(1万6280円)
木製の耐熱コースターを下に敷くことで、卓上でも使える小型のBBQグリル。グリルプレートにエナメル加工が施されており、焦げつきにくくキズにも強い。小型なのでスペースの限られた場所でも使用可能。全5カラー。
17. なんでも入る、どこでも持ち出せる、すぐに使える!
様々なシーンで、必要な時にすぐに使うことが出来る順応性と収納性を兼ね備えています(プレス 赤木さん)
RUX
「RUXBox70」(各3万8600円)
キャンプギアを収納し、運搬性やすぐに使用することまでを考えたオールインワン・ギアシステムの収納ボックス。耐候性、耐久性に優れ、使わないときにはコンパクトに折り畳める。アウトドアシーンを徹底的に考え作り込まれている。
▲バックパックのように背負ったり、肩に掛けたり、手持ちにしたりと持ち出し方は多岐に渡る
18. 幅広い調理で活躍するキャンプのアイコン的ギア
ツルがスライド式なのでコンパクト収納もOK。メイプルリーフの真鍮金具もポイントです(広報課 中井さん)
ロゴス
「LOGOS 23式ハンゴウ(2合)」(9800円)
自衛隊規格の金型で製造されており、品質や性能は折り紙付き。湯切り可能ななかご付きなので、ご飯以外にもパスタや蒸し料理も可能。さらに蓋は簡易フライパンとしても使用できるので工夫次第で調理の幅が広がる。
▲なかごはお皿としてはもちろん、ごはんを炊きつつ、別の蒸し料理も上下同時に調理可能
19. 特別なカトラリーでご飯の時間が待ち遠しくなる
オリーブの木は密度が高く、丈夫で、きめ細かいはっきりした木目が特徴です(広報部 太田さん)
ペトロマックス
「オリーブウッド シリーズ」(各1650円〜6380円)
オリーブの古木を用いて、職人の手によって一つ一つていねいに作られたカトラリーシリーズ。6種類全てドイツ製の特別な逸品で、所有感を満たしてくれる。周りの人とは一味違うキャンプを楽しみたい人にオススメだ。
20. ソロキャンプや登山に持っていきたい軽量クッカー
どちらも板厚0.3mmのチタン製です。軽量ですので、ソト遊びでの簡単な調理に活躍します(広報担当 坂之上さん)
SOTO
「チタンポット750/チタンポット1100」(6050円/6600円)
内容量750mlのポットは、リッドやリフター込みで総重量が95gと軽量だ。そのため携行が容易く、登山はもちろん、様々なアウトドアシーンで簡単な調理に活躍する。深型ポットと浅型ポットの2種類から用途に合わせて選ぼう。
▲バーナーやリフター、パワーガスがポットに収納できるように設計されていて場所をとらない
21. さらに軽さと携行性に特化した新モデル
軽量コンパクトなたき火台です。両側面が開くため、調理中でも長い枝を切らずに追加投入できます(広報部 長井さん)
モンベル
「コンパクト ファイヤーピット」(8800円)
丈夫で錆びにくいステンレス鋼を使用したコンパクトなたき火台。本体重量は910gと軽量で、簡単に折りたたんで持ち運べるので、キャンプやツーリングに適している。火力が安定しやすい深型構造で初心者でも扱いやすい。
22. 湖や清流に乗って自然を身体全体で満喫する
直進性と操作性を兼ね備えたボトム形状により、手軽にオープンデッキスタイルを楽しめます(広報部 長井さん)
アルフェック
「ユーコン 400T」(20万3500円)※夏以降入荷予定
軽量&高強度、サビに強いアルミパイプを使用したカナディアンカヌー。安定感のあるワイドな艇身でありながら、直進性と操作性を兼ね備えている。セットアップにかかる時間は約15分と短時間だ。収納サイズは95×40×36cm
※2023年3月4日発売「GoodsPress」4月号80-85ページの記事をもとに構成しています
<文/山本晃平>
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◆スノーピーク「ランドネスト」の設営簡単テントやタープがあればキャンプにもっと行きたくなる!
- Original:https://www.goodspress.jp/features/521953/
- Source:&GP
- Author:&GP
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