【達人たちの春キャンプ＆ソト遊びギア】
キャンプ人口が増えた昨今、アウトドアファッションも隆盛を極める。そこでウエア、シューズ、バッグ＆小物のおすすめアイテムをスタイリストの近澤一雅さんに教えてもらった。今春のトレンドをしっかり押さえておきたい。
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キャンプ場では、こなれたキャンパーは格好良く見えるもの。使っている道具はもちろん、着ているウエアにもこだわりが感じられる。一目置かれるためには、どのようなファッションがおすすめなのか。
「キャンプ初級者は個性的ではない服を好む傾向があり、そのため昨年まではアースカラーが主流でした。しかし、キャンプ慣れしてきた人が増え、今年はアウトドアらしいカラフルな服が改めて見直されています」
こう話すのはスタイリスト近澤さん。アウトドアウエア本来のカラーアイテムを上手に取り入れると新鮮で格好良いと言う。
「また、キャンプをベースにして次の遊びをどうするか。釣り、トレラン、登山など、そのアクティビティによってファッションも変わってくると思います。キャンプの一歩先を見据えたファッションが、春夏のトレンドになるのではないでしょうか」
今年はより専門的なウエアやシューズ等を活用して、こなれたキャンパーを目指したい。
スタイリスト 近澤一雅さん
アウトドアブランドの広告や、モノ・ファッション誌のアウトドア企画を数多く手掛けるスタイリスト。ウェアからギア、アクティビティまでアウトドア全般に精通している
【WEAR】
■ベスト内蔵で2役をこなす！難燃トランスフォームジャケット
ベストを追加することなく多くの小物を収納できます。難燃素材なので焚きウェア火から手軽な釣りまで大活躍！（近澤さん）
カリマー
「ビルトインベストジャケット」（2万9700円）
多収納ベストを内蔵した難燃素材のマウンテンパーカ。胸部のジッパーを開くとベストが出現。表側に引き出し、バックルで固定することでベストジャケットに早変わりする。内蔵ベストは小物を収納したまま入れ替え可能。
■多様なアクティビティに大活躍！撥水性を備えた超軽量パンツ
歩く、走るはもちろん自転車とも相性が良いアクティビティパンツの決定版。腰後方にファスナーポケットも便利です（近澤さん）
ファイントラック
「スカイトレイルパンツ」（1万8260円）
175gという圧倒的な軽さを実現したトレイルランニングパンツ。生地には、撥水加工を施した薄手のストレッチ布帛を使用。防風性と通気性をバランス良く備え、さまざまなアウトドアアクティビティに対応する。
■常にドライで快適に過ごせる！通気性を追求したレインウエア
日々進化する防水透湿ウエアは、価格と機能のバランスで選びたいところ。このシェルは手頃な価格なのに高機能！（近澤さん）
コロンビア
「アウトドライエクストリームメッシュフーディッドシェル」（2万9700円）
コロンビア独自の防水透湿機能“アウトドライエクストリーム”を搭載した軽量レインウエア。防水メンブレンを生地外側に直接ラミネートすることで水の浸入を最外部層で防ぐ。ムレも放出し、常に軽くてドライな着心地をキープする。
■残布に耐久撥水性加工を施したリパーパス素材で仕立てた注目作
リサイクル素材を使った90年代の配色を彷彿とさせるデザインが秀逸。アウトドアらしいスタイリングが楽しめます（近澤さん）
コトパクシ
「テカ ハーフジップ ウインドブレーカー」（1万3200円）
耐候性に優れたウインドブレーカー。サイドにハンドポケットを備え、フロントのカンガルーポケットに本体を収納できるパッカブル仕様。他社の生産工場の残布で作られており、このカラーパターンは数量限定となっている。
■レイヤリングしやすい半袖インサレーション
半袖のインサレーションはインナーにもアウターにも使いやすい。裾には便利なドローコードも付いています（近澤さん）
フーディニ
「オールウェザー ティーネック」（2万7500円）
首元にスナップボタンをあしらった、Tシャツタイプのインサレーション。中綿には軽量で暖かい“プリマロフト ゴールド アクティブ+”を使用。表地には撥水加工が施されており、優れた透湿性・速乾性・防風性を備え、幅広いシーンで活躍。
■防風性と通気性を兼ね備えた動きやすい軽量ジャケット
常に携帯したい1枚。ある程度ウエアが揃っている人も持っておいて損はありません。化繊特有のシャリ感もなく動きやすい（近澤さん）
マウンテンハードウェア
「コアエアシェルフルジップジャケット」（1万5400円）
防風性と通気性のバランスに優れ、ハードな動きでも蒸れにくいストレッチジャケット。フードがないため風の影響を受けにくく、トレイルランなどでも重宝する。右のハンドポケットに本体を収納できるパッカブル仕様。
■カヤックやSUPにも最適！肩を動かしやすい撥水ウエア
ベースキャンプからカヤックなどウォーターアクティビティまでセンス良く。大きなメッシュポケットも便利（近澤さん）
アンドワンダー
「ブレスリッププルオーバージャケット」（3万800円）
通気性の高い耐久撥水リップストップ生地を使用したプルオーバー。肩の可動域の広いパターン設計と、水をシャットアウトする袖口、そして胸のファスナーポケットを備えるなど、パドリング遊びに適したデザインとなっている。
【FOOTWEAR】
■軽量性・俊敏性・保護性に特化したエリートハイキングシューズ
見た目以上に軽量で吸い付くような履き心地。アプローチから岩場まで、いつもと違うフィールドへの入門靴に最適！（近澤さん）
メレル
「ローグ ハイカー ミッド ゴアテックス」（3万5200円）
アッパーにバリスティックメッシュを採用し、ゴアテックスメンブレンを搭載。足首のフィット感を高め、2層構造のミッドソールで足を保護しながら安定性とクッション性をサポート。ヴィブラムソールでグリップ力も高い。
■クッション性と反発性を兼備しキャンプから登山まで大活躍！
適度なクッション性を備え、軽快な歩行を実現する高機能シューズです。軽量装備でのハイクを楽しめる1足（近澤さん）
ホカ
「トレイルコード GTX」（2万5300円）
クッション性と反発性に優れたEVAミッドソールを搭載した、オールラウンドの軽量ハイキングシューズ。2つに分かれたスワローテール形状のヒールにより、凹凸のある路面も歩きやすい。アッパーにはゴアテックスメンブレンを採用。
■クラシックなルックスに機能が詰まった定番モデル
昨年復刻したクラシックブーツは、スタイリングのハズシとして取り入れたい。もちろんハイクにも最適です（近澤さん）
ティンバーランド
「ユーロ ハイカー」（2万900円）
ティンバーランドの定番ハイキングブーツ。LWG認証レザーのアッパーやリボトル素材のライニングなどを使用したエココンシャスな1足。クッション性が高いミッドソール、トラクションに優れたラバーラグアウトソールなど機能性も高い。
■サンダルなのに歩きやすい！快適なホールド感＆クッション性
個人的に大好きなテラファイが復活しました。サンダル史上最も長時間の歩行に適したタフなサンダルだと思います（近澤さん）
テバ
「テラファイ 5 ユニバーサル」（1万3800円）
テバのサンダルの中でも頑丈かつ軽量性に優れたハイスペックモデル。足をしっかりホールドし、脱ぎ履きも容易なストラップが特徴。デザインがシンプルなのでソックスとの組み合わせも楽しめる。アウトドアはもちろんタウンユースにも活躍。
■素足感覚を存分に味わえるナチュラルランニングシューズ
いい意味でアナログ的なベアフットシューズ。もっと足を鍛えたい、人間的な足裏感覚を取り戻したい人におすすめです（近澤さん）
ゼロシューズ
「メサトレイル 2」（1万6500円）
ソールが薄く、素足のような履き心地を楽しめるベアフットシューズ。最低限のクッション性を備えたトレイルランニングモデルで、接地面積が広いため安定感抜群で長時間の歩行も快適に。インナー素材は吸汗速乾性に優れる。
【BAG & ACCESSORY】
■カメラへ素早くアクセスできる多機能な軽量バックパック
アウトドアで写真を撮る人が多くなった今、注目したいカメラバッグ。これがあれば誰でも収納上手になれます（近澤さん）
モンベル
「フォトウォーカーパック 30」（3万800円）
カメラ収納に適した30Lパック。着脱式のインナーバッグが付属し、天面から素早くカメラを取り出せる。取り付け方を変えることでサイドアクセスにも対応。フロントポケットとサイドポケットには三脚なども収納できる。
■スマホ操作も簡単にできる！指を出せる難燃ミトングローブ
小技の効いた待望のグローブ。レザーグローブは細かい作業時に外してしまう事が多かったけど、これで解決です（近澤さん）
グリップスワニー
「FP キャンプミトン」（6380円）
難燃ミリタリーファブリック「BRAZE SHLELD」で作られた、焚き火用のミトングローブ。指にかかるカバー部分を折り曲げることで、全ての指が出せる仕様のため、グローブを外さなくてもスマホなどを操作できる。
■自分に合ったフィット感を実現！荷重を感じさせない背負い心地に
背負うだけでヤル気を増幅する極上のフィット感。ブランドアイコンの3ジップシステムの入門としてもおすすめ（近澤さん）
ミステリーランチ
「クーリー 40」（3万3000円）
荷物を素早く取り出せる3ジップデザインの40Lパック。ストレッチ素材の外ポケットを正面に2つ、サイドに2つ搭載。負荷安定性の高いステーを採用した微調整可能なヨークにより、フィット感抜群の背負い心地を実現する。
■綿帆布＋パラフィン加工の水にも強いタフな作りの薪ケース
撥水加工の綿帆布で外からの湿気を避け、大きな間口で内部の湿気を逃す。薪倉庫としてよく考えられています（近澤さん）
アソビト
「薪ケース」（7700円）
水や汚れを気にせず使える、耐久性に優れた綿帆布の薪ケース。さらにパラフィン（ロウ引き）加工を施すことで撥水性をプラスしている。長さの異なるストラップを備え、バッグ下部に便利なハンドルも備える。耐荷重30kg
■本格的な背面システムを搭載した防水性抜群のドライバッグ
防水バックパックは悪天候での安心感とウォーターフィールドでの使い勝手の良さが段違い。背負いやすさも魅力（近澤さん）
シールライン
「プロドライパック 70L」（4万1800円）
優れた防水性を備えた大容量のバックパック型ドライバッグ。背面にはフルレングスのフレームシートが入っており、肩にかかる荷重を腰へと分散。背面長は3段階に調節可能なため、体に合わせて背負うことができる。
※2023年3月4日発売「GoodsPress」4月号86-89ページの記事をもとに構成しています
＜取材・文／津田昌宏＞
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/522260/
- Source:＆GP
- Author:＆GP
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