Netflix、25年続けてきたDVD宅配レンタルサービスを終了すると発表

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Netflixは現地時間4月18日、米国で25年続けてきたDVD宅配レンタルサービスを終了すると発表しました。2023年9月29日に、最後のDVD配送を行うということです。同社は、1997年8月29日に米国でDVD宅配レンタルサービスとして創業し、2007年に現在のビデオ・オン・デマンド方式によるストリーミング配信サービスを開始しています。

DVD宅配レンタルサービスが終了

Netflixは9月29日に最後の赤い封筒(返送用封筒)を発送し、ユーザーは、10月27日までに所有するDVDを返却する必要があるという事です。ストリーミングとDVD宅配サービスの加入者はストリーミングのみのプランに変更され、DVD宅配サービスに加入する全てのユーザーは自動的に解約となります。
 
DVDとブルーレイの売上はここ数年減少傾向にありますが、米国のストリーミング市場は成長を続けています。データ分析会社Kantarによると、米国でのビデオストリーミングの世帯普及率は89%となっており、現在、平均的な世帯では5.4種類の異なるストリーミングサービスを利用しているということです。
 

パスワード共有の取り締まりが米国などで正式に開始

Netflixは同日、2023年第2四半期(4月〜6月)に、つまり、6月末までに米国を含む多くの国でパスワード共有の取り締まりを正式に開始すると発表しています。
 
取り締まりの背景には、パスワード共有による収益減がありますが、この問題が明らかになったのは2019年頃のことです。パンデミックにより加入者数が急増したこともあり、この問題への対処は先送りにされていました。しかし、2022年第1四半期におけるNetflixの解約者数が360万人に上るなどユーザー離れが加速していることを受け、Netflixは2022年3月に、同じ世帯以外のユーザーとアカウントを共有する場合に追加料金を徴収するテストを開始すると発表しています。
 
その後、同年7月にはラテンアメリカ5カ国でもテストが開始され、2023年1月に同社は、2023年第1四半期(1月〜3月)から、パスワード共有の取り締まりを「より大々的に」開始すると発表していました。
 
 
Source:Kanta via AppleInsider,9to5Mac
(m7000)


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