2022年10月〜2023年3月のMacBookの売上高が前年同時期と比べて約30%減少したことを鑑み、Appleは有機EL(OLED)ディスプレイ搭載MacBookの量産開始時期を当初計画の2026年から2027年に延期したと、韓国メディアThe Elecが報じました。
Appleは2024年にOLEDディスプレイ搭載iPad Proを発売し、2026年にMacBookにもOLEDディスプレイを搭載すると噂されていました。
販売不振と市場動向予測から、発売時期を1年延期する見込み
The Elecによれば、MacBookの売上高は、2022年第4四半期(10月〜12月)が前年比29%、2023年第1四半期(1月〜3月)の売上高が前年比31%減少したとのことです。
これは前年同時期と比べると値上げされた販売価格をもとにした売上高であるため、出荷台数としてはこれらの期間に前年よりも40%〜50%減少していると、The Elecは説明しています。
出荷台数が減少した理由は、新型コロナウイルス感染症対策での各国の補助金によるラップトップの先行購入(需要の先食い)が行われた影響と考えられることから、今後2年〜3年は需要が回復する見込みはなく、MacBookもその影響を受けている模様です。
ディスプレイパネルサプライヤーの投資計画にも影響
そうしたことから、Appleは2026年に量産開始する予定だったOLEDディスプレイ搭載MacBookについて計画を見直し、1年延期することになったと、The Elecは伝えています。
MacBook向けのOLEDディスプレイパネルは、LG DisplayとSamsung Displayが製造する第8世代ガラス基板を用いたものになることから、両社の投資計画にも大きな影響が及ぶ見通しです。
Source:The Elec
Photo:Apple(米国)
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-536898/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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