Appleは現地時間6月5日に開幕する世界開発者会議(WWDC23)の基調講演で、同社初の拡張現実(AR)/複合現実(MR)ヘッドセットを発表することが確実視されています。
そのAR/MRヘッドセットの主要部品のサプライヤーを、Appleのサプライヤー情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ氏が明かしています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは6月5日に、AR/複合現実(MR)ヘッドセットを発表することが確実視されている。
2. 主要部品のサプライヤーを、サプライヤー情報に詳しいアナリストが明かした。
3. 売上および利益面でもっとも大きな恩恵を受けるのはCowellだという。
もっともコストが高い5つの部品とそのサプライヤー
クオ氏によると、AR/MRヘッドセットの構成部品でもっともコストが高い5つの部品とそのサプライヤーは次の通りです。
- マイクロ有機EL(OLED)ディスプレイ:ソニーが単独受注
- デュアルプロセッサ:TSMCが単独受注
- 筐体:主要サプライヤーはEverwin Precision
- カメラモジュール12個:Cowellが単独受注
- 外付けパワーサプライ:Goretekが単独受注
なお組み立てについてはLuxshare-ICTが単独受注しています。
クオ氏は以前、カメラやレンズなどの光学機器サプライヤーについても言及していました。
もっとも大きな恩恵を受けるのはCowell
クオ氏によると、上記のサプライヤー5社のうち、売上および利益面でもっとも大きな恩恵を受けるのはCowellだそうです(5社のなかで一番売上が少ないため)。
またクオ氏は、AppleのAR/MRヘッドセットが期待を上回る製品であった場合、ヘッドセット市場への投資熱が一気に高まる可能性があると述べています。
Appleのヘッドセットについては、WWDC23で発表は行われても、量産開始時期は12月になるとの情報もあります。
Source:Medium
Photo:Marcus Kane/Twitter
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-537062/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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