このところ毎日のように、何かしらの対話型AIに関するニュースが世間を騒がせていますが、そんなブームを裏付けるかのように、chatGPTのアプリがリリース直後からApp Storeで人気を博しています。
米国のApp Storeで48万回ダウンロード
世界に先駆けて5月18日、対話型AI「chatGPT」のiOSアプリが米国で満を持してリリースされました。data.aiの調査によると、世界的なAIブームの火付け役となったchatGPTとあって、リリースから5日間で米国内だけで、App Storeから48万回ダウンロードされたそうです。
昨年から今年にかけて、これだけの勢いダウンロードされたアプリは、米ドナルド・トランプ元大統領によるSNSアプリ「Truth Social」しか存在しません。
chatGPTを開発するOpenAIに多額の投資を行ってきたMicrosoftも、自社検索エンジンのBingや自社ブラウザのMicrosoft EdgeにAI機能を搭載し、検索サービス市場で一強状態のGoogleからシェアを奪うべく奔走していますが、chatGPTの公式アプリには敵わないようです。
chatGPTアプリは米国で先行リリースされた後、現在は日本を含む40カ国以上のアプリストアでダウンロード可能となっています(利用するにはopenAIのアカウントが必要となります)。
Appleは静観
空前のAIブームにもかかわらず、Appleは対話型AIに対して保守的な立場をとっています。音声アシスタントのSiriと好相性であることは明白なだけに、AIの開発自体は行っているようですが、今のところMicrosoftやGoogleのような素早い動きは見せていません。
ライバルと一緒にAIに飛びつかないあたりは、先日エディー・キュー上級副社長がCNBC主催のインタビューで語った「Appleは『YES』よりも『NO』を言うことで成功してきた」という信念も大きく関係していそうです。
なお、Appleは機密情報が漏れることを恐れ、社内でChatGPTの使用を禁じていることが明らかになっています。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:IT之家,TechCrunch
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-539172/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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