めちゃ軽&ハイスペック!PFUから有機ELの15.6インチポータブルディスプレイが発売に!

好きな場所でマルチディスプレイ環境を構築できるポータブルディスプレイは、外出の多いユーザーにとって頼れる存在。ただ、便利さに慣れてしまうと、人間はやっぱり欲が出てきてしまうもの。画面サイズが大きくなれば、当然ディスプレイ本体も大きくなりますが、「せっかく軽くてスリムなモバイルPCを選んだのに、重いモバイルディスプレイを持ち歩くって…」と複雑な思いが湧いてきます。

広い画面をなるべく軽快に持ち運んで使いたい。だったら有機ELがあるじゃない! ということで、PFUから登場したのが、表示パネルに有機ELを採用した15.6インチポータブルタッチディスプレイ「RICOH Light Monitor」(6万3600円・7万9200円)です。

バックライトを使わず、素子そのものが発光する有機ELは、軽さと明るさ、鮮明な色と深みのある黒の表現、視野角の広さ、消費電力の低さなど、さまざまなメリットで知られています。スマホやタブレットにおいては広く普及しているものの、外付けディスプレイでの採用はまだ珍しく、特に持ち運び可能なサイズとなると、ほとんど選択肢がないというのが現状でした。


そんな中、昨年11月よりRICOHが、有機ELパネル採用の15.6インチポータブルディスプレイを法人向けプロダクトとして製品化。好評を受け、PFUによってコンシュマー向けにあらためて展開されるのが、新モデル「RICOH Light Monitor」というわけです。

ラインナップは、USB Type-Cを介して接続する有線モデル「RICOH Light Monitor 150」(同 6万3600円)と、有線・無線両対応の「Light Monitor 150BW」(同 7万9200円)。PCとの接続タイプに応じた2タイプが用意されています。


気になる本体重量は、有線モデルが560g、有線・無線両対応モデルが715g。後者はバッテリーを搭載する分重くなっているものの、いずれにしてもポータブルディスプレイとしては驚くべき軽さです。背面に折りたたみ式スタンドやスピーカーを備えるため、スペック上は本体厚10.8mmとなっていますが、上半分は4.8mmとこれまた驚異的な薄さを実現! 専用設計のソフトケースも同梱。さらに付属の収納ツールを使えば、接続ケーブルも背面に収められる仕様になっているので、社内移動も外出先への持ち出しもスマートにこなせます。

表示パネルは最大解像度1920×1080のフルHD対応で、最大輝度は300nit。応答速度は1ms。「150BW」での無線使用時の駆動時間は最大3時間となっていますが、USB Type-Cポートを使って給電すれば、長時間の使用も問題なし。

さらに高性能10点タッチセンサー搭載で、ピンチイン/アウトやスワイプなど、慣れた操作で使いこなせるのもうれしいポイント。スタイラスペン(別売り)を用いた手書き入力にも対応するので、思いついたアイデアをビジュアル化して共有するのにも便利。出先での作業はもとより、客先でのプレゼンやミーティングでもさまざまに活躍しそうです。

また、無線対応モデルなら、スマホからワイヤレスで飛ばした動画コンテンツを全画面表示させて、ソファやベッドなど好きな場所から楽しむ、なんて使い方もOK。薄くて軽くてワイヤレス表示もできるスグレモノ。もしかしたらポータブルディスプレイの可能性を大きく広げる1台になるかもしれません。

>> PFU

<文/&GP>

 

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