インフレによるコスト高が多くの企業の負担になっている昨今。経費の削減や業務効率の向上といった“社内環境”の改善は、各企業にとってこれまで以上に急務となっています。
株式会社ベクターは、2023年5月20日からテスト運用していた電子契約サービス「ベクターサイン」を6月上旬に正式サービスとしてリリースすることを発表しました。
同サービスは、印紙代や郵送費などのコストの削減や契約業務フローの簡略化、業務の効率化などに貢献するサービスです。なお2023年10月に導入予定の「インボイス制度」における、適格請求書の電子データ(電子インボイス)保存にも対応しています。
スタンダードのワンプランでフル機能が使える
「ベクターサイン」は、電子署名サービスの関連法令である「電子署名法」「電子文書法」「電子帳簿保存法」に準拠したサービス。スタンダードのワンプランで、料金プランで提供される機能に差がつくことはなく、ユーザー数は無制限、文書の送信100件分まで月額基本料金に含まれていることが特徴です。
電子契約において、契約者双方が時間も手間も削減するには、双方同一の電子署名サービスに加入する必要があります。しかし、電子署名サービスへの加入は、月額基本料が発生する上に別途、送信料金がかかってしまうため、気軽に加入することはできません。
「ベクターサイン」は、リーズナブルかつシンプルな価格設定が特徴で、「電子署名サービスは高い」「料金プランが複雑」などの悩みを解決します。
強固なセキュリティーも実装
また、最高水準のセキュリティも魅力のひとつ。電子署名の認証局としてAATL(Adobe Approved Trust List)に認証を受けたグローバルサインを付与できるほか、長期署名(PAdES)更新や締結証明書のダウンロードにも対応。10年を超える保管でも署名は有効な状態に保たれます。
セキュリティ面も強固で、通信経路でのセキュリティを担保するために、一般的なSSLによる暗号化通信(https)や、ファイヤーウォールによる通信ポート制限に加え、不正な侵入を検知・防御するIDS/IPSや、Webアプリケーションへの不正なリクエストをブロックするWeb Application Firewallを設置し、サーバーへのアクセスを常時監視しています。
なお署名された文書ファイルは、万一、流出しても内容がわからないように暗号化された上で、複数個所のサーバーに保存されます。
このほか、各ステータス表示で、契約の状況を一目で確認できたり、検索用に、任意の情報を文書に付加したりすることも可能です。すべての文書は無期限で保存され、いつでも好きなときに閲覧可能です。今後さらなる機能の実装も予定されています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000073488.html
「ベクターサイン」公式サイト:https://v-sign.vector.co.jp/
(文・S.Inosita)
- Original:https://techable.jp/archives/210080
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:井上智文
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