2023年第1四半期(1月〜3月)の米国タブレット市場において、AppleのiPadは大幅に出荷台数を伸ばしました。一方でライバルは冴えない数字となり、スマートフォン市場同様、タブレット市場でも文字通りAppleの一人勝ちとなっています。
元気なのはAppleだけ
iPadシリーズは2023年第1四半期に540万台を出荷し、昨年同四半期の448万台と比較して20.5%の飛躍的成長となりました。
ただし好調だったのはAppleのみで、シェアランキング2位のAmazonは25.7%減、3位のSamsungも19.6%減と、上位ベンダーは軒並み出荷台数が減少しており、市場全体では6.8減となりました。他社の急激な落ち込みによって、Appleのシェアが50.0%に到達する事態となっています。
タブレット市場に限らず、ラップトップ市場全体の出荷台数が前年同期比で28.2%減となっていることを踏まえると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による特需の反動や経済悪化の影響が考えられますが、そんな中でiPadだけが例外的に成長を遂げたのは奇跡的と言ってもいいでしょう。
iPadのアップデートが勢い後押しか
CanalysはAppleだけが絶好調だった理由を詳しく述べていませんが、2022年10月に登場したiPad(第10世代)が大きく影響しているのは間違いなさそうです。
エントリーレベルに位置づけられるこのiPadは、価格こそ329ドルから449ドルに値上がり(日本は49,800円から68,800円に値上がり)したものの、ホームボタンの消失や、USB Type-C(USB-C)搭載、カメラ性能の向上、5G通信対応、専用キーボードの「Magic Keyboard Folio」登場などと、消費者の興味を引く要素が数多くありました。
Source:Canalys,9to5Mac
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-540060/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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