Appleは欧州における新たなデジタル市場法(DMA)に準拠するため、 次期OSであるiOS17には、App Store以外でもアプリをダウンロード可能にする仕組みを搭載するとの情報があります。
しかし来週開催のWWDC23では、この仕組みについては触れられない可能性が高いと、米メディアBloombergのマーク・ガーマン記者が推測しています。
Appleは最後まで待ってから変更を実装
ガーマン記者はTwitterにおいて、次のように述べています。
iOS17のサイドローディングに関する質問がたくさん寄せられている。法律(デジタル市場法)においては、別のオンラインストアへの対応は来年まで要求されない。過去の事例から考えると、Appleは最後の最後まで待ってから変更を実装すると思われるので、その件についてはWWDCでは触れないと思う。
つまり法による取り締まりが開始される期限ギリギリまで、Appleは正式な発表を行わないというのがガーマン記者の予想です。
Appleは現地時間6月5日の基調講演でiOS17などの次期OSを発表するため、同OSで実装見込みのサイドローディングについても言及するとの見方がでていました。
iOS16.2で所在地情報により機能制限する仕組みを導入
一方でAppleはiOS16.2で、ユーザーの所在地情報によって機能を制限できるシステムをすでに導入していると、米メディア9to5Macが指摘しています。
つまりiOS17において欧州ユーザーにのみサイドローディングを許可する仕組みは、すでにできあがっているということです。
ガーマン記者の見立てによれば、AppleはWWDC23ではiOS17のサイドローディングについては触れず、正式リリースの時点で正式に発表する、ということになります。
Source:Mark Gurman/Twitter
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-540143/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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