【生成AIの就活実態調査】9割が“就活に役立つ”と回答。用途はES、自己PRの作成など

昨今CatGPTやBardをはじめとする生成AIが社会に大きなインパクトを与え、その使用目的や人間とAIの共生などについて議論される場面が多くなりました。

時代の転換機とも言えるいま、生成AIを就活で使用することは就活生にとって、どのような影響を与えていくのでしょうか。

そこでキャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボの調査機関「Job総研」は、Iの就活実態調査」を実施女を対象に「2023年 生成AIの就活実態調査」を実施。

ChatGPTやBardをはじめとする生成AIの認知度や興味度、また使用経験や具体的な使用目的、さらに就活での使用意欲やその期待度、就職後の仕事での使用意欲や、AIに代替される職業予測と職業選定への影響などをリサーチしました。

【調査概要】
調査対象者:全国 / 男女 / 現役大学生(JobQサービス登録者)
調査条件:24卒・25卒・26卒・27卒の大学生
調査期間:2023年5月31日~6月5日
有効回答数:322人
調査方法:インターネット調査

学生の生成AI認知度と興味

今回の調査で、322人の現役大学生男女に生成AIを知っているか聞くと、「知っている」という回答が92.9%で「知らない」という回答が7.1%でした。

また「知らない」を選択した回答者に生成AIの機能を説明した上で、回答者全体にその興味度を聞くと、「とても興味あり」34.5%、「興味あり」37.9%、「どちらかといえば興味あり」18.9%を合算した、91.3%が“興味あり派”の回答をしました。

学生の生成AI使用経験

生成AIを知っていると回答した299人に何かしらで使用した経験の有無を聞くと、71.2%が「使用経験あり」と回答し、28.8%が「使用経験なし」と回答。

また具体的な使用目的を聞くと、「試しに使用した程度」が78.4%で最多回答になり、次いで「学校の課題提出で使用」が24.4%、「就活で使用」が15.5%、「論文の作成で使用」が4.7%でした。

生成AIの就活での使用意欲

回答者全体の322人に就活での使用意欲を聞くと、「使用する」15.8%、「多分使用する」25.8%を合算した41.6%が“使用する派”の回答をしました。

また生成AIが就活で役立つと思うかを聞いたところ、「とても役立つと思う」27.2%、「役立つと思う」33.9%、「どちらかといえば役立つと思う」30.3%を合算した、91.4%が“役立つ派”の回答を示しました。

就活での使用と就職後の使用意欲

就活で“使用する派”を回答した134人に、具体的に何で使用するかを聞くと、「エントリーシートの作成」が59.7%で最多回答に。

次いで「自己PR文の作成」が50.7%、「情報収集」が46.3%、「業界研究」が43.3%、「面接対策」が26.1%、「その他」が7.5%でした。

また回答者全体の322人に就職後の仕事での使用意欲を聞くと、「とても使用すると思う」15.8%、「使用すると思う」28.9%、「どちらかといえば使用すると思う」28.0%を合算した、72.2%が“使用する派”の回答をしました。

AIが代替する職種と職種選定への影響

回答者全体の322人にAIに代替されると思う職種を聞くと、「事務系」が60.9%で最多回答になり、次いで「ライター系」が43.2%、「技術職(開発・エンジニア系)」が27.6%、「管理系」が27.6%、「コンサルタント系」20.5%で上位5つの回答結果に。

これらの“代替されると思う職種”が就活での職種選定にどのように影響するかを聞くと、「希望から外す」14.9%、「多分希望から外す」46.9%を合算した61.8%が“希望から外す派”の意向を示しました。

仕事の意欲への影響

回答者全体の322人に生成AIに対する印象を聞くと「とてもポジティブ」24.7%、「ポジティブ」40.5%、「どちらかといえばポジティブ」28.8%を合算した94.0%が“ポジティブ派”の回答をしました。

またAIの進化が人間の仕事を奪うと思うかを聞くと、「とても思う」13.4%、「思う」28.9%、「どちらかといえば思う」40.4%を合算した82.7%が“AIに人間の仕事を奪われると思う派”の回答をしました。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000013597.html

(文・Haruka Isobe)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA