デスクトップからモバイルまで!TPO別ゲームを満喫できるPC 5選【GoodsPress 2023上半期AWARD】

【GoodsPress 2023上半期AWARD】

ゲーミングPC市場では、大きく、ノートPC、ポータブル、デスクトップという3タイプがあり、23年上半期ではそれぞれ興味深い製品が登場していた印象だ。2画面を備えるノートPCや、外部出力対応のポータブル機など、これまでにない選択肢もチェックしたい。

*  *  *

ゲーミングノートとしては、ゲーム用途とクリエイティブ用途を兼ね備えるのが王道だ。今回大賞に挙げたMSIの「Stealth Studio A13Vシリーズ」もこうした特徴に当てはまる一台。最薄部19mmという薄型の筐体に、強力なGPUや高リフレッシュレートのディスプレイを備えたうえで、生体認証機能、Webカメラの物理シャッターなどの必須機能も堅実に備える。

ゲーミング機らしさを程よく残しつつ、ビジネスユーザーやクリエーターもターゲットに据えている。また、少々高額にはなるが、ASUSの「ROG Zephyrus Duo」も2画面構成をゲーミングで生かすモデルとして興味深い。

ここ数年で盛り上がりを見せているポータブルUMPC(ウルトラモバイルPC)は、23年上半期も健在だ。なかでも、着脱式のコントローラーを採用した「ONEXPLAYER 2」は目を惹く一台で、モニターとの併用で据え置き用途にも対応する柔軟さが魅力だ。

デスクトップとしては新ブランドの登場に注目したい。ここでは、上位モデルは95万円を超えるMSIの「TridentX2」や、ゲーミングPCブランドを新設したXENOVAをピックアップした。

ITライター 井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェトやITサービスなど取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway

 

ーPC本体部門ー

<大賞>

■クリエイティブな趣味までスリムな一台で全部カバーできる

MSI
「Stealth 14 Studio A13V」(実勢価格:30万円前後〜)

30万円前後で手を伸ばせる中堅機としてバランス感が良好。ゲーミングメーカーのSteelSeriesとコラボしたRGBライトで“ゲーミング機らしさ”を楽しめつつ、普段使いにも◎

3月発売の薄型・軽量ゲーミングノートPC。最薄部19mmの薄型筐体を採用し、「スターブルー」と「ブラック&ホワイト」の2色展開。ディスプレイは14型で、リフレッシュレートは240Hz。クリエーター向けの目安になる「NVIDIA StudioノートPC」も認定済みだ。

▲RGBライトはカスタマイズ可能で、ゲーミング機らしさもしっかり楽しめる。ポートにはThunderbolt 4も

▲プロセッサにCore i7-13700H、GPUにGeForce RTX 40シリーズを搭載。内蔵バッテリー駆動は最大7時間

 

<ギミック賞>

■着脱式コントローラーの採用で「重い」を克服したポータブル機

テックワン
「ONEXPLAYER 2」(実勢価格:16万6000円前後)

4KモニターやeGPUも対応し、モニター出力でのプレイも可能。別売のコネクターを用意すれば、より手元を安定させてプレイできます。HARMAN社認定の音響もポイント

3月に国内正規版が発売。8.4型画面を備え、着脱式コントローラーを採用する。キーボードカバーも別売で用意。CPUはAMD Ryzen 7 6800U、GPUはAMD Radeon 680M。

▲別売りの着脱式マグネットキーボードがあれば、PCとしての簡易的な設定操作なども行いやすくなる

▲コントローラーを装着すれば手持ちで遊べる。ただし、質量は約848gでm家庭用ゲーム機と比べれば重い

 

<2画面デザイン賞>

■セカンドディスプレイがあるから1台でゲーム実況もバッチリ!

ASUS
「ROG Zephyrus Duo 16」(実勢価格:45万円前後)

「Zenbook Pro Duo」シリーズでお馴染みの2画面構成で、ゲーミング・クリエイティブ用途を謳うモデル。実況配信や、攻略情報やチャットなどを表示してのプレイなどに最適

16型ディスプレイ(240Hz対応)のほかに横長の14型セカンドディスプレイも備えた2画面構成のフラグシップモデル。プロセッサはAMD Ryzen 9。パッドはキーボード右側。

▲セカンドディスプレイと本体の間にできる隙間を通気口として活用することで、強力なエアフローを実現した

 

<最高級モデル賞>

■95万円超という振り切った価格のウルトラハイエンドモデル

MSI
「Trident X2 13NUI-028JP」(実勢価格:95万4800円前後)

仕様に妥協のない最高級クラスのデスクトップです。タッチパネルからアプリ起動や、機能のカスタマイズ、システムのモニタリングなどを素早く行えます。予算さえあれば要検討

MSIが2月に立ち上げた新ゲーミングデスクトップPCブランド「Trident X2」第一弾モデルの上位機種。4KゲーミングやVRコンテンツに没入したい人向けの最高級モデルだ。

▲プロセッサに第13世代インテルCore i9-13900KF、グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 4090を搭載

 

<ニューカマー賞>

■デスク周りのレイアウトに馴染むイマドキなゲーミング機の選択肢

XENOVA
「XENOVA GAMING PLUS」(21万9800円〜)

法人向けオフィス家具なども手がけてきたメーカーらしく、空間に馴染むシンプルな筐体デザインが目を惹く。コスパも良く、今後も注目しておきたいブランドの一つ

PCの受注製作やオフィス家具などの製造販売を行っていたXENOVAが1月に立ち上げたゲーミングPCブランド。5段階のグレードがあり、「GAMING PLUS」は中央に位置する。

▲ミドルレンジモデルの「GAMING PLUS」からは液晶付きケースも、+8580円〜で選択可能だ

※2023年6月6日発売「GoodsPress」7月号24-25ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【GoodsPress 2023上半期AWARD】

<取材・文/井上晃>

 

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