アレルギー表示を自前で作成するためには、食品表示に関する勉強が必須。ミスの許されない作業でありながら、人材不足によって十分には取り組めていない飲食店も少なくないようです。
このような背景から、株式会社CAN EATは、スマートフォンで簡単に外食のアレルギー表示ができる「アレルギー管理サービス」を提供。今回、仕掛品を登録できる新機能を追加しました。
原材料ラベルを撮影するだけでアレルギーを判定
「アレルギー管理サービス」とは、スマートフォンで原材料ラベルを撮影するだけで簡単にアレルギーを判定し、取得したアレルギー情報を管理・表示・検索できるアプリサービスです。アレルゲンごとにメニューや加工品も検索できます。
時間と手間がかかる食品表示の確認作業を、ITの力で効率化・省力化することで、原材料ラベルの読み間違いや見落としをなくし、正確かつ効率的にアレルギー情報を表示できます。
個人店からチェーン店まで多様な飲食店で利用
「アレルギー管理サービス」は、個人店から中小のチェーン店まで多様な飲食店やホテル・旅館などにて利用されています。専門家のダブルチェックがついて月額2,500円~のリーズナブルな料金設定も魅力の一つ。
利用者からは、『お客様からのアレルギーに関する質問に対してスタッフ全員が自信を持って答えられるようになった』『問い合わせの件数が減り、業務時間の削減につながった』など、反響を呼んだといいます。
仕込んだソースなど仕掛品も簡単登録
同社では今回、ますます使いやすく効率的なサービスへと進化させるため、利用者から特に要望の多かった「仕掛品機能」を追加。
店で仕込むオリジナルのソースやドレッシング、出汁といった仕掛品を登録することで、アレルギー情報をよりわかりやすく管理できるため、材料変更に伴うアレルゲン情報の変更作業や顧客からの問い合わせ対応業務を今まで以上に効率化できます。
食べられない仕掛品を一目で把握
「仕掛品機能」を使った例を紹介します。
たとえば、ハンバーグのタネ、添え野菜、自家製ソース、自家製ドレッシングで構成される「ハンバーグプレート」というメニューを登録するとします。これまではアレルゲンの管理をする上で、タネやソースなどの区別なくすべての原材料を一つひとつ登録する必要があり、「自家製ソースをかけなければ提供可能な食材なのか」といった仕掛品を考慮した判断がしにくい状態であったとのこと。
仕掛品機能を利用することで、上図のように仕掛品ごとに原材料とアレルギー情報を把握することができます。
顧客が食べられない食品がどの仕掛品に含まれているのか一目で確認できるため、アレルギー対応をより効率的に進められます。
株式会社CAN EATについて
株式会社CAN EATでは、「すべての人の食事をおいしく・楽しく・健康的にする」をミッションに、食べられないものがある人の外食を救うサービス「CAN EAT」はじめ、食物アレルギー当事者やアレルギー対応に取り組む外食事業者を支援するサービスの開発・運営を行っています。
様々な分野でIT化が進むなか、新しいサービスから目が離せませんね。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000046724.html
公式サイト:https://biz.caneat.jp/allergenlist/
(文・我妻歩実)
- Original:https://techable.jp/archives/212805
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Wagatsuma
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