Apple、「Safari Technology Preview 173」を公開

Safari Technology Preview 173
 
Appleは現地時間6月28日、Safari Technology Preview 173を公開しました。最新バージョンでは、macOS Sonomaに搭載されるSafari 17の機能が追加されています。
 
Safari Technology Previewは、2016年3月に導入された実験的なブラウザで、将来的にSafariに導入される可能性がある機能を評価するために開発されました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Safari Technology Preview 173が公開。
2.macOS Sonomaに搭載されるSafari 17の機能が追加されている。
3.Developメニューが大幅に刷新された。

「Develop」メニューが刷新

Safari Technology Preview 173では、「Develop(開発)」メニューが刷新されており、同メニュー内の「Experimental Features(実験的機能)」に代わり、「Feature Flags(機能フラグ)」の項目が追加されています。
 
また、Developメニュー内にある「Responsive Design Mode(レスポンシブデザイン・モード)」も更新され、これまで確認できるWebページのサイズは、いくつかの選択肢の中から選ぶようになっていましたが、最新バージョンでは、開発者がWebページの高さや幅を自由に設定してデザインを確認できるようになりました。
 
そのほか、最新バージョンには、Webインスペクター、CSS、メディアクエリ、レンダリング、編集、JavaScript、ポップオーバー、画像、メディア、Web API、SVGに関するバグ修正とパフォーマンスの改善も含まれています。

macOS Sonomaで利用可能なSafari 17の機能

macOS Sonomaで利用可能な機能には、ブラウズを仕事とプライベートなどのトピックごとに分けて、履歴やお気に入りを別々に保存できるプロフィール機能、Webサイトをアプリ化するWebアプリ機能、改良されたプライベートブラウズなどがあります。
 
全てのオペレーティングシステム向けの機能には、テキストの認識表示(Live Text)HEICのサポート、JPEGよりも小さなファイルサイズで優れた画像を実現するために改良された圧縮アルゴリズムを備えた新しい画像フォーマット、JPEG XLも含まれているということです。
 
現在リリースされているSafari Technology Previewは、macOS Monterey 12.3以降、macOS Ventura及び、Appleが現在、ベータテストを行っているmacOS Sonomaを搭載したマシンと互換性があります。
 
Safari Technology Preview 173は、旧ブラウザを使用しているユーザーであれば、システム環境設定の「ソフトウェア・アップデート」より入手可能です。Safari Technology Previewは、既存のSafariブラウザと並行して実行可能で、開発者向けに設計されていますが、ダウンロードに開発者アカウントは必要なく、誰でもダウンロードできます。
 
 
Source:Apple via MacRumors
(m7000)


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