お店の味を自宅でも楽しめる傑作ドリンク家電5選【GoodsPress 2023上半期AWARD】

【GoodsPress 2023上半期AWARD】

家庭でも本格派のドリンクを手軽に作れる家電がここ数年で増加。定番のコーヒーマシンから、近年人気が高まっている炭酸水メーカーまで多彩な商品が登場するなか、操作性とメンテナンス性に注目し、傑作モデルを選定した。

*  *  *

コロナ禍の影響もあって、自宅でもお店で飲むような本格ドリンクを作りたいという人が近年増えている様子。そんなニーズに対応するように飲料系の家電もバリエーションが豊かになってきた。好みの味も追求しやすくなっているが、家電プロレビュアーの石井さんが注目するのは、操作性や手入れのしやすさ。長く使い続けるためには欠かせない要素だという。

「食品価格の高騰などから飲料の購入も減らそうと考える人が増えていて、飲料系家電の人気が高まっているようです。ただ、気軽に導入しても、操作や掃除が面倒だったりすると、すぐに使わなくなるもの。自分好みのドリンクにこだわれる家電だからこそ、長く使えるものを選びたいところです」

今回選んだ商品は、味はもちろん操作性やメンテナンス性にも優れたものばかり。中でもソーダストリームの新モデルは、使い勝手の良さを評価している。

「私も従来モデルを長く使っていますが、手軽に炭酸水が作れて、ペットボトルのゴミも減らせるので本当に便利です。新モデルは電動式でより簡単に操作できるようになったのが魅力。お酒や料理にも利用できるので、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう」

家電プロレビュアー 石井和美さん
調理家電や生活家電、日用品などの製品レビューを得意とし、各種媒体で多数執筆。家電をレビューするための一軒家「家電ラボ」も開設し、幅広い家電に触れている。

 

ー飲料系家電部門ー

<大賞>

■世界No.1炭酸水メーカーの人気モデルから使いやすい電動式が登場

ソーダストリーム
「E-テラ スターターキット」(2万4200円)

炭酸の強度をワンプッシュで変えられるようになり、より手軽に使えるようになりました。デザイン性にも優れ、スリムなのでキッチンなどに置きやすい点も魅力。ペットボトルのゴミが出ないところもメリットです(石井さん)

手軽にシリンダーを装着できる炭酸水メーカーの人気シリーズから、新たに電動タイプが登場。ボタンひと押しで炭酸を注入できるので、ボトルの着脱から炭酸水が完成するまで、すべての動作がワンタッチになった。容量1Lの専用ボトルと60L用ガスシリンダーが1本ずつ付属する。

▲従来は手動で調節していた炭酸注入量が、弱・中・強のボタンに対応。ワンプッシュで好みの強さに作れる

▲本体カラーは黒と白の2色を用意。専用のボトルは食洗機に対応(耐熱温度70°Cまで)するので手入れも簡単だ

 

<手軽にお店の味を堪能賞>

■パワフルかつゆっくり圧搾してピュアなジュースが完成

レコルト
「コールドプレス ジューサー ミニ」(8800円)

栄養たっぷりのジュースを作れるので、食欲が落ちやすい夏場に活躍しそう。スリム設計で操作や手入れが簡単なところも特徴です(石井さん)

野菜や果物を丸ごと搾り、ピュアなジュースが作れるスロージューサー。パワフルにゆっくりと圧搾することで、空気を含みにくく、食材の栄養をそのまま抽出できる。ジュースカップと搾りかすカップ、ブラシ、専用レシピブックが付属。

▲冷凍した果物などを使えばフローズンデザートも作れる。レシピブックには搾りかすを活用するメニューも掲載

 

<1年中コーヒーを満喫賞>

■冷たいミルクメニューにも対応し簡単操作で幅広いメニューを堪能

デロンギ
「エレッタ エクスプロア 全自動コーヒーマシン ECAM45055G」(実勢価格:29万8000円)

外観は従来とほぼ同じですが、冷たいカフェラテなどにも対応。夏場でも使いやすくなり、1年を通して上質なドリンクを楽しめます(石井さん)

フォームミルクを使ったアイスメニューが楽しめる全自動マシン。独自のミルク泡立て技術でアイスカプチーノなどの冷たいミルクメニューも淹れられる。同社最多となる23種のメニューを備え、タンブラー用のテイクアウトメニューも用意。

▲メニュー数が多くてもカラータッチパネルで操作は簡単。コーヒーの豆量や抽出量のカスタマイズも可能だ

 

<自分だけの1杯に最適賞>

■ホットドリンクもスープも卓上で作れて温かさキープ

エレコム
「マグカップ型電気鍋 CookMug HAC-EP02GR」(実勢価格:5500円前後)

ひとり用のドリンクやスープを作るのにちょうどいいサイズです。調理してそのまま飲めて、洗い物が減らせるメリットもあります(石井さん)

沸かす、煮る、保温する機能を備えたマグカップ型器具。卓上などで使いやすく、1杯分(350ml)のお湯などを沸かすにも便利だ。沸かすモードでは3段階の温度を設定でき、加熱終了後に自動で保温。煮るモードでは3段階のタイマーを設定可能。

▲コードの長さは約1.5m。従来モデル(下)より50cmほど長くなり、デスクやテーブルの上などでより使いやすくなった

 

<ビギナーでも本格焙煎賞>

■本格的なコーヒー豆焙煎を手軽に始められる小型モデル

ダイニチ
「コーヒー豆焙煎機 MR-F60A」(3万4760円)

プロ用の焙煎機も作っているメーカーで、その技術を家庭用に用いた製品。小型で設置しやすく、お手入れしやすさにも配慮しています(石井さん)

熱風式構造を利用した家庭用コーヒー豆焙煎機。ヒーターで温められた風を渦状に吹き上げ、豆を回転させながら焙煎することで、ムラを抑えて焙煎できる。一度に焙煎できる最大量は生豆60gで、焙煎にかかる時間は約25分。

▲焙煎度は浅めから深めまで5段階で調節可能。2種類の温度センサーで適切に温度を管理し、高い焙煎精度を実現した

※2023年6月6日発売「GoodsPress」7月号44-45ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【GoodsPress 2023上半期AWARD】

<取材・文/TAYA>

 

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