2019年にAppleを退社し、その後自身のデザイン会社LoveFromで引き続きデザイン業を行う元Apple最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏は、今回退社後初めてハードウェアをデザインした模様です。アイブ氏がデザインしたレコードプレーヤーからは、同氏がデザインを手掛けたApple製品の息づかいが感じられます。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 元Apple最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏が、退社後初めてハードウェアをデザイン。
2. レコードプレーヤーからは、Apple製品の息づかいが感じられる。
3. 同氏は「Linnへの愛と尊敬により突き動かされた」と述べている。
デザイン料は無料?
アイブ氏が今回デザインしたのは、英国のオーディオブランドLinnのターンテーブル「Sondek LP12」の50周年記念モデルです。
50,000ポンド〜(約914万円〜)という価格の高級レコードプレーヤーは、アイブ氏がLoveFromを設立して以来初めてのハードウェアプロジェクトであるとのことです。
滑らかに削られたアルミニウムのエッジ、円形の要素、ニュートラルでミニマルな美学に至るまで、アイブ氏が過去に手掛けた製品の古典的な特徴の多くを備えています。
Fast Companyの取材で、アイブ氏は「Linnへの愛と尊敬により突き動かされた」と述べており、無償でデザインを引き受けたことを明かしています。
収益はその他のプロジェクトから確保している?
アイブ氏率いるLoveFromは、イタリアの高級車メーカーフェラーリやAirbnbなどの企業と長期契約を結んでおり、現在多くの収益はそこから得ているようです。
最近では、LoveFromはチャリティプロジェクトのピエロの赤い鼻、チャールズ英国王率いる環境プロジェクトのためのエンブレムなどのデザインも手掛けています。
Source:Linn via MacRumors, Fast Company
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-544312/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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