ロシア連邦保安庁、政府関係者にiPhoneの使用中止を勧告〜反発の声

iPhone Trade in
 
ロシア連邦の犯罪対策を行う治安機関である連邦保安庁(FSB)は、国内の数千人の政府関係者に対して、iPhoneやその他のApple製品の使用をやめるよう促しました。しかし、政府関係者はこの命令に不満であるとのことです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. ロシア連邦保安庁は、国内の数千人の政府関係者に対してiPhoneの使用をやめるよう促した。
2. 禁止措置の一環として、貿易省は17日から「仕事目的」でのiPhoneの使用を禁止する。
3. 当局者は「iPhoneが好きだから」という理由で命令に従わない可能性がある。

貿易省は仕事目的でのiPhone使用を禁止

米国によるロシア組織へのスパイ活動疑惑に対する継続的な懸念があるとして、ロシア当局は、当局者や国家職員がiPhoneやiPadを含むAppleのハードウェアを使用することを禁止しています。
 
英Financial Timesが伝えたところによれば、禁止措置の一環として、貿易省は17日から「仕事目的」でのiPhoneの使用を禁止するといいます。
 
「iPhoneはもはや安全とはみなされず、代わりのものを探すべきだ」というのが各省庁のセキュリティ担当者の主張ですが、反発の声が上がっているそうです。

iPhoneが好きだから規制に反対

大統領府やその他の当局者は、単にiPhoneが好きだからという理由で規制に反対している、とセキュリティ専門家のアンドレイ・ソルダトフ氏は述べています。
 
以前から役人は認証を受けていない端末での業務用電子メールの使用を制限されていましたが、ほとんどの人はそれに従わなかったとのことで、今回のiPhone禁止勧告も無視されることになるのでしょうか。
 
Appleは、「Apple製品にバックドアを設置するため政府と協力したことはない」と主張しています。
 
 
Source:Financial Times via AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)


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