Apple、米カレッジ・フットボールの放送権獲得の可能性。Pac-12と交渉中

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Appleは、米国のカレッジ・フットボールの放送権を獲得するため、米大学スポーツカンファレンス「Pac-12」と交渉していると報じられています。ESPNによると、Pac-12のコミッショナーであるジョージ・クリアフコフ氏は現地時間8月1日、Appleとの定額制ストリーミング契約の可能性を示したということです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Apple、放送権獲得のため「Pac-12」と交渉していると報じられる。
2.契約は、2024年から2025年のシーズンに始まる可能性が高い。
3.Pac-12は、ストリーミング配信に切り替えた場合の視聴者数減少を懸念。

Appleが有力候補

Pac-12のテレビ契約は今年度で終了するため、Appleには交渉する余地があります。今のところ、同社は有力候補ですが、まだ契約を結ぶまでには至っていません。Appleとの契約は2024年から2025年のシーズンに始まり、当初は短期的な契約になると予想されています。契約条件はAppleとメジャーリーグサッカー(MLSとで結ばれた契約と同様のもので、Appleは単体のサブスクリプションを提供し、独占ストリーミング権を得るというものです。
 
Pac-12には、アリゾナ大学、アリゾナ州立大学、カリフォルニア大学バークレー校、オレゴン大学、スタンフォード大学、オレゴン州立大学、ユタ大学、ワシントン大学、ワシントン州立大学を含む12校が加盟しています。
 
Pac-12の加盟チームは、従来の放送モデルからストリーミング配信に切り替えた場合、視聴者数が減少することを懸念しているということです。Pac-12とストリーミング契約を結ぶには、大学が求める資金と露出を提供する必要があります。Big 12カンファレンスは、ESPNとFoxと契約を結び、各チームは年間平均3,170万ドル(約45億円)の収入を得ることになっているため、Appleもそれに近い金額を提示する必要があるでしょう。

Appleのスポーツ放映権に関する最近の状況

Appleは2023年から2032年までの10年間、MLSの試合を独占的にグローバル配信する権利を取得しており、先日、MLSのシーズンパス契約者が100万人に到達しそうな勢いであると報じられています。
 
Appleはまた、サッカーのイングリッシュ・プレミアリーグ(EPL)のイギリスでの放映権を獲得すべく準備を進めていると報じられていましたが、同社のサービス部門を統括するエディー・キュー副社長は、この放映権の入札に後ろ向きな態度を示しているということです。
 
 
Source:ESPN via MacRumors
(m7000)


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