iPhone16シリーズに搭載されると噂のSnapdragon X75 5Gモデムが、5Gサブ6GHzにおけるダウンロード速度においてこれまでで最速となる7.5Gbpsを記録したと、Qualcommが発表しました。
Appleは自社設計の5Gモデムを開発しており、iPhone SE(第4世代)とiPhone16シリーズの一部のモデルから採用を開始するとみられていましたが、開発に難渋していることから、iPhone16シリーズ向け5Gモデムも引き続きQualcommが全数を供給する見通しです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone16シリーズには、Snapdragon X75 5Gモデムが搭載される見込み。
2. Qualcommが、Snapdragon X75 5Gモデムを用いサブ6GHzにおけるテストを実施、ダウンロード速度7.5Gbpsを記録した。
3. Appleは自社設計の5Gモデムを開発しているが、こうした製品に対抗できるのか注目される。
テスト環境ながら、ダウンロード速度7.5Gbpsを記録
Qualcommは以前からiPhone向け5Gモデムを供給しており、iPhone14シリーズにはSnapdragon X65 5Gモデムが搭載されており、iPhone15シリーズにはSnapdragon X70 5Gモデムが搭載される見通しです。
Qualcommはこの度、5G SA(スタンドアローン)ネットワークにて300MHz幅の周波数を利用し、4つの時分割複信(TDD)方式にて1つのダウンリンク接続を構成することで、5Gサブ6GHzにおいてこれまでで最速となる7.5Gbpsを記録しました。
Appleの自社設計による5Gモデムの実力は?
今回の結果はあくまでもテスト環境下で実現されたもので、実環境ですぐに同じダウンロード速度が得られるわけではありませんが、Snapdragon X75 5Gモデムの実力を推し測る上で興味深い結果となっています。
Appleの自社設計による5Gモデムが、こうした競合製品よりも大幅に性能が劣る場合、実製品に搭載されるのが先送りされるかもしれません。
Source:Qualcomm via Wccftech
Photo:Apple Hub/X
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-548333/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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