2023年第2四半期(4月〜6月)において最も売れた、有機EL(OLED)ディスプレイ搭載スマートフォンは、AppleのiPhone14であったことが、調査から明らかになりました。
ちなみにその前の四半期である2023年第1四半期(1月〜3月)では、iPhone14 Pro Maxが売上首位でした。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. DSCCが、2023年4月〜6月のOLEDパネル出荷枚数&売上高調査結果を報告。
2. iPhone14がiPhone14 Pro Maxを抜いて首位に。
3. iPhone15 Proシリーズ発売待ちでiPhone14 Proシリーズ売上が落ちている。
Appleは第1四半期からシェア低下も首位を維持
ディスプレイ業界に詳しいDSCCがまとめたOLEDパネルの出荷枚数調査によれば、2023年第2四半期のスマホ向けOLEDパネル出荷枚数は、2023年第1四半期からは15%減、前年同期比では12%増となりました。
メーカー別ではAppleが32%で首位となりましたが、第1四半期の39%と比べるとシェアが低下しています。DSCCはこの理由について、iPhone14 Proシリーズの売上の伸び悩みを挙げています。
2位はシェア23%のSamsungで、同社のシェアも第1四半期の26%から下がっています。
一方で、Honorは3%から6%、VIVOは4%から5%、Xiaomiは6.7%から7.4%と、それぞれ2023年第1四半期から第2四半期にかけてシェアを拡大しました。
1位から4位までiPhoneが独占
首位のAppleと2位のSamsungは2023年第2四半期において、第1四半期よりもOLEDパネルの出荷枚数ではシェアを落としたものの、OLEDパネル売上高のランキングを見ると、上位5モデルはこの2社のスマホが占めています。
さらにいうと、1位から4位まではiPhoneが独占しています。
2023年第2四半期 OLEDパネル売上高ランキング(数字は全体に占める割合)
- iPhone14:15.3%
- iPhone13:11.1%
- iPhone14 Pro Max:10.7%
- iPhone14 Pro:9.2%
- Galaxy S23 Ultra:5.2%
興味深いのは、2023年第1四半期にはOLEDパネルの売上高でトップだったiPhone14 Pro Maxが、第2四半期にはiPhone14どころかiPhone13にも抜かれ、3位に順位を下げていることです。
これは、高性能で高価なiPhoneの購入層が、iPhone15 Proシリーズの発売を前に買い控えているためと考えられます。
- Original:https://iphone-mania.jp/news-548884/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...