Google、長文記事をAIで自動要約する新機能の提供を開始

Google AI
 
Googleは、iOS版とAndroid版のGoogleアプリで、人工知能(AI)を活用し長文の記事を自動要約する機能の提供を開始したと発表しました。記事の要約と同時に、記事で解決できる質問文が並び、回答を詳しく読むことができます。現在はアメリカで提供しているSearch Labsプログラムのメンバーが利用可能です。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Googleが、生成系AIを活用し長文の記事を自動で要約する新機能を発表。
2. 記事の要約と同時に、関連した質問が表示され、記事で詳細を読める。
3. 現在はアメリカのみで提供しているSGEプログラム登録者のみが対象。

 

AIが記事を自動要約

Googleは現地時間8月15日、生成系AI(ジェネレーティブAI)を活用した実験的新機能を試用できるGoogle Search Generative Experience(SGE)登録者向けに、長文の記事を自動要約する「SGE while browsing」機能のベータ版を公開したと発表しました。
 
SGE while browsingについてGoogleは、ユーザーが素早く情報の核心を把握するのを手助けするのが目的と説明しています。
 
Webページの下部に「AIによる要点を読む(Get AI-powered key points)」と表示されたら、隣にある「生成(Generate)」ボタンをタップするだけで、記事の内容が箇条書き形式に要約されるデモGIF動画を公開しています。
 
記事の要約と同時に、記事に関連する質問が並ぶ「Explore on page(ページで調べる)」セクションも表示されます。質問をタップすると、記事内の関連する部分にジャンプして詳しく読むことができます。
 
これらの機能が適用されるのは無料公開されている記事のみで、有料記事は対象外です。
 
Googel SGE while browsing,
 

SGEは現在、アメリカでのみ提供

SGE while browsingは現在、iOS版とAndroid版のGoogleアプリで利用可能となっており、デスクトップ版Chromeアプリにも近日中に提供される予定です。
 
現在、SGEはアメリカのみで提供されているため、日本のGoogleアカウントを持つユーザーは同機能にアクセスすることはできません。
 
いずれ、日本のユーザーもSGE while browsingが利用可能になることに期待したいところです。

iOS版Chromeで翻訳能力向上などの新機能も

Googleは2023年6月、iOS用Chromeの新機能として、AIモデルを活用したWebページ翻訳能力の向上、住所の長押しでChromeアプリ内でのGoogleマップ表示などの新機能を発表しています
 
これらの機能は、すでに日本でも利用可能となっています。
 
 
Source:Google
Photo:Google
(hato)


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