Goldman Sachsの業績不振に関わらずApple Cardの評価は高い

Apple Card
 
発行するGoldman Sachs側の損失は拡大し続けているといわれる、クレジットカードApple Cardですが、利用する消費者側の評価は非常に高いようです。
 
J.D. Powerが現地時間2023年8月17日に発表した調査結果によると、米国で発行されている年会費無料の共同ブランディング・クレジットカードで、Apple Cardは消費者満足度首位となりました

■3行で分かる、この記事のポイント
1. J.D. Powerのクレジッドカード満足度調査で、Apple Cardが1位を獲得した。
2. 1位となるのはこれで3年連続。
3. 発行するGoldman SachsはApple Card事業で大きな損失を被っている。

Apple Card、655点で満足度1位

J.D. Powerによる、2023年度米国クレジットカード満足度調査(年会費無料、共同ブランディングカードカテゴリー)によると、Apple Card(Goldman Sachs)のスコアは1,000点満点中655点で1位でした。
 
2位のHilton Honors American Express Cardは638点、3位のAmazon Prime Rewards Visa Signature Card(Chase)は636点なので、ダントツの1位といっていいでしょう。
 
Apple Cardはこれで3年連続で、消費者満足度調査で1位を獲得したことになります。
 
JD Power Apple Card 満足度

4月にはApple Card普通預金サービスの提供を開始

Appleはプレスリリースにおいて、Apple Cardが消費者満足度調査で1位に輝いたことに感謝するとともに、これからもパートナーであるGoldman Sachsとともに、ユーザーに価値あるサービスを提供していくと述べています。
 
Appleは2023年4月には、新たにApple Card普通預金サービスの提供を開始しています。

損失拡大でも当面は継続か

決済するごとに最大3%のキャッシュバックが得られ、年会費無料のApple Cardは、消費者にとっては確かに魅力的なクレジットカードですが、運営するGoldman SachsはApple Cardのために大きな損失を被っていることがわかっています。
 
そのため一時はクレジットカード事業をAmerican Expressに引き渡すとの報道もありましたが、当面はApple CardにおけるAppleとの関係を継続すると見られています。

 
 
Source:J.D. Power ,Applevia 9to5Mac
Photo:Apple
(lunatic)


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