複雑なジェスチャーを認識する新型3Dハンドトラッキングセンサ登場。小型化を実現、検出距離を拡大

英国・Ultraleap社は約10年前に発売開始された3Dハンドトラッキングセンサ「リープモーションコントローラ」の最新モデル“Leap2”をリリース。

これに伴い、Ultraleap社の国内唯一の正規総代理店であるコーンズ テクノロジーは、日本国内で新型3Dハンドトラッキングセンサ「リープモーションコントローラ2(Leap2)」の販売を開始しました。

3Dハンドトラッキングセンサ「リープモーション」

リープモーションとは、2012年に米国Leap Motion社が発売を開始した3Dハンドトラッキングセンサです。

手指の3Dデータの取得を可能にするセンサのため、直接物体に手を触れずにコンピュータを操作可能。マウスで操作する際と同様、カーソルを動かしたり、クリックしたり、またジェスチャー操作によって入力したりすることができます。

同センサは赤外線カメラで手の動きを撮影し、それを画像解析することで手や指の動きを検知する仕組み。非常に細かな動きも認識し、マウスやタッチスクリーンのような操作を実現します。

小型・軽量化を実現、視野角・検出距離を拡大

今回、販売開始されたリープモーションコントローラ2は、従来品であるリープモーションコントローラと比較し約30%の小型化を実現したモデルです。

従来品は最大視野角150°×120°、最大検出距離60cmであったのに対し、リープモーションコントローラ2では視野角を160°×160°、最大検出距離を110cmまでに拡大しています。

専用のGeminiハンドトラッキングソフトウェアと組み合わせて使うことによって、手の骨格、関節位置を含む27種類もの手指の情報を認識。手の一部が隠れている場合でも骨格情報を視覚化して表示します。

小型化したデザイン、低電力設計、広いインタラクティブゾーンは、AR/VR/MRヘッドセットとの組み合わせ、PC環境での使用と特に相性がよく、バーチャル環境や3Dインタラクションのナチュラルで直感的な非接触操作を実現します。

現場作業や教育、医療用途で活用可能

あらゆるアプリケーションへの組み込み、既存コンセプト・ハードウェアへの後付けを容易に実現できるよう設計されているリープモーションコントローラ2は、さまざまな場面で活用できます。

たとえば、トレーニング・シミュレーション、現場作業用アプリケーション、教育、業務効率化などの法人向けXRアプリケーションなどに使えるとのこと。

ゲームセンター・エンタテインメント施設向けのゲームやインタラクティブコンテンツへの活用や、リハビリテーション、治療、トレーニング、医療イメージングなどの医療用途の活用も想定しています。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000064519.html

「Leap2」製品資料:https://prtimes.jp/a/?f=d64519-73-fc255e9e8cfd34f944ff16821d92d6a4.pdf

(文・Haruka Isobe)


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