EV事業を展開する有限会社サポートマーケティングサービス(以下、サポートマーケティングサービス)は、大きくて重量のある道具をスピーディに運べる電動走行の3輪バイク「エネバイ」を開発・公開しました。
同社はすでにエネバイの商標登録を完了しており、2024年の春に販売開始を予定しています。
最大200kgの積載物を運搬可能な電動バイク
エネバイは、「トゥクトゥク(3人乗りのトライク)を消防バイクとして使用できないか」という想いから開発された電動走行の3輪バイク。2013年以降、10年間におよぶ研究開発により、重量のある消防ポンプを搭載できる形へと進化しました。
消防ポンプはD級、C級、B級の順でサイズが大きくなり、放水性も高くなります。従来は小さなD級ポンプしか載せることができませんでしたが、度重なる研究・改良により、エネバイではB級ポンプを載せられるようになりました。
消防ポンプのほか救助道具やクーラーボックスなど、さまざまな道具を最大約200kgまで載せることが可能。救助や飲食物の運搬など、さまざまなシーンで活用できそうです。
狭い道・入り組んだ道での安全性を確保
蓄電池を使用すると、交流・直流の変換を行わなくてはならず、大きな追加装備が必要になってしまいますが、エネバイではモバイルバッテリーを使用することで、コンパクトな車体を実現。
100km以上のスピードが出る一般的な車やバイクとは違い、エネバイは最高スピードが40~50kmほどに制限されるため、狭い道や入り組んだ道での安全性を確保できます。
パワフルで静かな2000W三相モーター搭載で、騒音の心配はありません。
充電1回の電気代は100円弱
エネバイはコンセントで充電できます。1回の充電にかかる電気代は100円弱で、90km±走行可能です。
加えて、今年2023年5月に特許を取得した、折りたたみ太陽光パネル「移動式超小型太陽光発電システム」を載せることで、どこでも充電できるようになります。
複数の自治体にエネバイを提案
これまで、サポートマーケティングサービスは複数の自治体にエネバイを提案してきました。自治体からは「車で入っていくのが困難な坂道が多い地域で役立てたい」といった声があがっているとのこと。
同社は2023年10月のイベント「危機管理産業展2023」にて、エネバイを含むシリーズ商品を公開する予定。今後も有識者の意見を踏まえ、各製品をブラッシュアップし、安全で持続可能な地域社会の発展に寄与すると伝えています。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000103014.html
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/217990
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部
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