「Apple Watch X」はデザインに加え使い方も刷新が必要、との提案

初代Apple Watch発表 2014年9月 AppleEvent
 
Apple Watch10周年記念モデルとして、デザインが刷新され2024年か2025年に発表されると噂の「Apple Watch X」は、iPhoneがないと使えない現在の位置付けを改めるべきではないか、とテクノロジーメディアiMoreの編集者が提案しています。iPhoneも以前はPCがないと使えませんでしたが、iOS5で単体でのアクティベートが可能になっています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 「Apple Watch X」が2024年にも発表されるとの噂がある。
2. 10周年を機に、iPhoneなしでもApple Watchを使用可能にすべきとの提案。
3. 以前はiPhoneを使うにはPCが必要だったがiOS5で変更された。

 

10周年記念モデル「Apple Watch X」は次の10年の標準に

初代Apple Watchの発表から10年となる2024年、または発売から10年となる2025年に、10周年記念モデル「Apple Watch Xが投入されるのではないか、と噂されています。
 
バンドの取り付け方法や外観デザインが刷新されると囁かれるApple Watch Xについて、iMoreの編集者ダリル・バクスター氏は、AppleがiPhone Xを発表した際「iPhoneの次の10年間の新しいスタンダード」と位置付けたように、Apple Watch XもiPhoneの周辺機器という位置付けから脱却し、次の段階に進むべきだ、と提案しています。

iPhoneなしでApple Watch利用可能に

Apple WatchはiPhoneの周辺機器として位置付けられており、使うにはiPhoneとのペアリングが不可欠です。
 
Apple Watchをペアリングして初期設定する方法
 
しかし、iPhoneを使っていなくてもiPadやMacを使っていて、Apple Watchを使いたい人もいることを考えると、AppleはiPhoneなしでも使えるようにするべきだ、というのがバクスター氏の考えです。
 
なお、AirPodsシリーズはiPhoneを使わなくてもiPadやMacとペアリング可能です。

iOS5でiPhoneは「母艦」PC不要に

2011年にiOS5が公開されるまで、iPhoneは電源を入れてアクティベートするにはパソコンのiTunesが必要でした。
 
iOS5で「母艦」となるパソコンがなくてもiPhone単体で利用可能になったことは、iPhoneユーザー数を増やす効果もあったはずです。
 
AppleがiOS5での変化を「PCフリー」と呼んだように、Apple Watch Xは「iPhoneフリー」となり、iPadやMacの「Watch」アプリからApple Watchをアクティベートして各種設定変更が可能になるべきだろう、とバクスター氏は述べています。
 
Apple WWDC2011 iOS5 PCfree AppleEvent
 

iPadOS17はiPadとApple Watch連携の予兆?

iPadOS17では、これまでApple WatchとiPhoneでしか使えなかった「ヘルスケア」アプリが、iPadでも利用可能となり、大きな画面で健康関連の情報を一覧できるようになります。
 
Apple Watchの最も重要な機能のひとつであるヘルスケアをiPadでも利用可能にする動きは、もしかすると、iPadとApple Watchを組み合わせて利用可能になる予兆なのかもしれません。
 
 
Source:iMore
Photo:Apple Japan/YouTube
(hato)


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