Apple Watchで音楽を再生するにはどうする?|Apple Watch Hacks

【Apple Watch Hacks_09】

Apple Watchでは、内蔵スピーカーを使って楽曲を再生することはできません。しかし、AirPodsのようなワイヤレスイヤホンなどを接続すれば、ウォッチ本体にダウンロードしておいた楽曲をオフライン環境で再生することもできます。

一方、Apple Watchを購入したものの、こうしたミュージック関連の機能を使ったことがない人は少なからずいることでしょう。そこで、本稿では、Apple Watchで楽曲をコントロール・再生するうえで覚えておきたいポイントをまとめました。

 

■iPhoneで再生中の音源をApple Watchからコントロールする

Apple Watchでは、iPhoneなどで再生中の楽曲を、ウォッチからの操作でコントロールできます。例えば手元にiPhoneが無い状態でも、素早く音量調整などが可能です。

同機能を活用すれば、家事をしている際や満員電車などでも、iPhoneに手を伸ばさずとも楽曲をコントロールできるわけです。

「再生中」アプリ ▲Apple Watchで「再生中」アプリを起動。iPhoneで再生中の楽曲についてコントロールできる

iPhoneなどで再生中の楽曲がある場合、Apple Watch側には「再生中」アプリの画面が表示されます。この画面で、楽曲のコントロールが可能です。

「再生中」アプリの画面が表示されていない場合は、アプリ一覧から同アプリアイコンを選択するか、Dockやコンプリケーションに表示される「再生中」のアイコン・画面を選択してアクセスしましょう。

 

■Apple Watchから音楽を再生する

続いて、Apple Watchから楽曲を選択して、音楽を再生する方法についてチェックしましょう。こちらは大きく3通りのパターンがあります。

1つ目は、Apple Watch本体に音源を保存している場合。この際には、オフライン環境でも音源を再生できます。ワークアウトを実施しながらでも利用しやすい方法です。

ウォッチの「ミュージック」アプリで、「ライブラリ」から「ダウンロード済み」を選択すると、Apple Watch本体に保存した楽曲にアクセスできます。

「ミュージック」アプリの「ダウンロード済み」の欄 ▲Apple Watchの「ミュージック」アプリで、「ライブラリ」を選択し、「ダウンロード済み」をタップすると、ウォッチ内に保存した楽曲が表示される

2つ目は、iPhoneからライブラリ登録した音源を、Apple Watchから再生する場合です。

3つ目は、Apple MusicやApple Music Voiceのサブスクリプションに登録している際に、Apple Watchが直接通信を行って、音源をストリーミング再生する場合です。

これらのケースでは、ウォッチの「ミュージック」アプリから、ライブラリや検索機能などを使うことで、楽曲を再生できます。つまり、操作方法はオフラインの場合と、さほど変わりません。ただし、それぞれiPhoneやネットワークとの接続が必要になります。

 

■Apple Watchに楽曲を追加する手順

iPhoneが手元になく、Apple Watchが直接ネットワークに繋がっていない環境でも楽曲再生を楽しむには、先述の通りApple Watch本体に楽曲のデータをダウンロードしておく必要があります。ここからは、Apple Watchに楽曲を追加する方法を整理しましょう。

まず覚えておきたいのは、Apple Musicの有料プランを購読している場合は<最近聴いた楽曲が自動的に追加される仕組みになっている>ということ。この機能によって、よく聴く曲はApple Watchからでも聴きやすくなっています(ただし、Voiceプランの場合は、Apple Watchに追加できるのは購入した楽曲のみという例外はあります)。

iPhoneの「Watch」アプリから操作して、Apple Watchに楽曲をダウンロードする方法 ▲iPhoneの「Watch」アプリから操作して、Apple Watchに楽曲をダウンロードする方法。同アプリの「マイウォッチ」タブから「ミュージック」を選択し、「ミュージックを追加…」から操作していこう

一方、任意の楽曲を追加するには、手動でのダウンロード操作が必要です。これには、Apple Watch単体で操作する方法と、iPhoneで操作する方法の2通りがあります。

ひとつは、ウォッチ単体で楽曲を追加する方法です。Apple Watchで「ミュージック」アプリを開き、楽曲を探します。プレイリストやアルバムをタップして「・・・」をタップしてから、「ライブラリに追加」をタップ。再度「ダウンロード」をタップすることになります。ただし、こちらは操作性があまり良いとは言えません。

もうひとつは、iPhone経由でウォッチに楽曲を追加する方法です。「Watch」アプリを開き、「マイウォッチ」タブにある「ミュージック」を選択。次画面で「ミュージックを追加」をタップして、Apple Watchに保存したいアルバムやプレイリストを選択します。操作性を考慮すると、多くの場合において、こちらの手順を踏む方が現実的でしょう。

 

■運動中に聴きたい曲を設定しよう

運動中に聞きたいプレイリストについては、あらかじめ設定をしておけることも知っておきましょう。

Apple Watchでは、ワークアウトをスタートした際に、他の音源を再生していなければ、自動で再生する楽曲として「ワークアウトプレイリスト」を指定できます。

こちらの設定手順はiPhoneから行います。「Watch」アプリから「マイウォッチ」タブにある「ワークアウト」を選択。「ワークアウトプレイリスト」をタップし、プレイリストを選択しましょう。

「ワークアウトプレイリスト」の登録方法 ▲「マイウォッチ」タブで「ワークアウト」を選択し、「ワークアウトプレイリスト」を設定しておこう

*  *  *

これまでApple Watchで「ミュージック」アプリを使ったことがなかったという人は、ぜひ今回紹介した手順を参考に、ウォッチからの楽曲再生機能を試してみてください。

なお、プレイリストのApple Watchへの同期などがスムーズに行えない場合には、Apple Watchのストレージが十分にあるかどうか、OSバージョンが最新かどうか、などを確認し、デバイスの再起動なども試してみることをお勧めします。

※本稿で紹介した情報は、「watchOS 9」向けにApple Watchのユーザーガイドで紹介されている内容を元にしています。OSのバージョンが異なる場合には、詳細手順が異なる可能性があります。

>> [連載] Apple Watch Hacks

 

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X(旧Twitter)

 

 

 

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