将来のiPhone UltraではVision Proの空間写真のキャプチャが可能?

Apple Vision Pro
 
Appleの複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro」の発売後にリリースされる将来の「iPhone Ultra」モデルは、Vision Proに表示される空間再現写真や空間再現ビデオをキャプチャできる可能性があるという情報が、中国のソーシャルメディアWeiboに投稿されました。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.将来のiPhone UltraでVision Proの空間写真のキャプチャができる可能性。
2.iPhone Ultraの機能に関する追加情報は現時点では不完全。
3.iPhone16 Pro Maxより上位の「iPhone16 Ultra」登場の可能性。

将来のiPhone UltraでVision Proの空間再現写真の撮影が可能?

将来のiPhone Ultraのカメラに搭載される機能は、「携帯電話がどのような写真やビデオを撮影するべきか、市場が再考することに繋がる」と報じられています。この情報は、外部カメラを使って没入型の3Dコンテンツを記録するVision Proの独自機能である、空間再現写真と空間再現ビデオのキャプチャ機能に言及している可能性が高いということです。
 
Appleによると、空間再現写真と空間再現ビデオは「信じられないほどの奥行き」を持つように設計されており、ユーザーは「その瞬間を見る」ことができるということです。また同社は、この機能はユーザーがこれまでにない形で思い出を追体験できるように設計されているとしています。
 
以下、Appleが発表したVision Proのプレスリリースの内容です。
 

Apple Vision Proに搭載された3Dの写真やビデオに対応するApple初のカメラを使って、ユーザーは空間オーディオとともに記録した大切な思い出に浸り、再び体験することができます。
 
空間再現写真と空間再現ビデオは、友人とのお祝いや家族との特別な集まりなどの過去の瞬間へとユーザーを連れ戻し、何度でも体験させてくれます。ユーザーはiCloudの写真ライブラリ全体にアクセスして、写真やビデオを実物大のスケールと鮮やかな色、圧倒的なディティールで再現できます。

 
iPhoneや他のデバイスで撮影された標準的な写真や動画はヘッドセットで見ることはできますが、3D画像や動画はより没入感があり、Vision Pro本体でしか撮影できません。この機能はVision Proでの体験の中核となるもので、デバイス上部には起動するための専用の機械式ボタンが備えられています。
 
最近の噂をまとめると、この3Dカメラが将来的にiPhoneに搭載される可能性があり、メインのワイドカメラ、望遠カメラ、ウルトラワイドカメラ、LiDARスキャナ、アダプティブTrue Toneフラッシュの機能を持つ既存のリアカメラに、さらなるハードウェアが追加される可能性が高いということです。
 
Weiboのユーザーは、新型iPhoneの機能に関する追加情報は現時点では不完全であると注意を促しており、さらに続報がある可能性を示唆しています。

iPhone Ultraモデルについて

これまでiPhone Ultraモデルについては、様々な噂が浮上してきました。
 
2022年には、iPhone14シリーズの最上位モデルが「iPhone14 Ultra」になるのではないかと噂されていましたが、結果的に「iPhone14 Pro Max」が発売されています。その後、iPhone15シリーズの最上位モデルの名称が、iPhone15 Pro MaxからiPhone15 Ultraに変更されると噂されましたが、Ultraの名称を用いるのはiPhone16 Ultraからと修正されました。
 
Bloombergのマーク・ガーマン記者によると、Pro Maxを「Ultra」に改名するのではなく、2024年に発売されるiPhone16では、iPhone16 Pro Maxよりもさらに上位の「iPhone16 Ultra」を投入することがApple内部で検討されているということです。
 
数日前には、iPhone15 Pro MaxとiPhone15 Ultraの2種類のケースが併売されていると報じられましたが、この投稿に対して、ガーマン記者は自身の予想に変わりないと返信しています。
 
 
Source:MacRumors
Photo:Apple
(m7000)


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