Huaweiがひっそりと発表した最新フラッグシップモデルMate 60 Proは、完全中国製の高速チップが入っていることが明らかになり、米国の技術者や政府関係者を困惑させる事態となっています。同機は中国市場で人気モデルとなる可能性があり、新型iPhoneのシェアに食い入るかもしれない、との指摘があります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Huawei Mate 60 Proは、完全中国製の高速チップが入っていることが明らかに。
2. 同機は中国市場で人気モデルとなる可能性があり、iPhoneシェアに食い入る可能性も。
3. 通信速度も5Gと同レベルであることがわかっており、開いた口が塞がらない状態に。
開いた口が塞がらない米国
Huawei Mate 60 Proには、中国の半導体ファウンドリSMICが製造した7ナノメートル(nm)のチップの搭載されており、話題になっています。
というのも、米国からの制裁を受けていたはずのHuaweiが米国技術をいっさい使用せずに高速チップを作ってしまったからです。
7nmチップというのは2018年のiPhoneに相当する速さで、4nmの最新モデルと比べると隔たりはあるものの、十分なパフォーマンスを発揮するとみられています。
通信速度も5Gと同レベルであることがわかっており、まさに開いた口が塞がらない状態に米国はなっているわけです。
最大38%iPhone15の売上が下がる可能性
中国製の高速チップを搭載したMate 60 Proは、中国市場においてiPhone15の売上の最大38%を奪う可能性がある、とJefferiesのアナリストのエディソン・リー氏は述べています。
中国はAppleにとって最も大きな市場のひとつであることから、今後のHuaweiの出方に注目が集まっています。
Source:Bloomberg
Photo:GSMArena
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-551569/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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