1台で数役こなす「マルチプレーヤー調理家電」4選【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】

【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】

前回は鍋、煮込み系をメインとした機種を中心に紹介したが、実はオーブンやレンジの類でも何種類もの自動調理ができる機種が続々と発売されている。そう、焼くことが主たる機能ながら、煮たり蒸したり、揚げ物を作れたりといったことができる調理家電を1台導入すれば、料理のバリエーションはもちろん、作る、味わうといった楽しさもグッと広がるはず。そんな便利なモデルを紹介していこう。

*  *  *

家電ライター 田中真紀子さん
家事をラクにしてくれる白物家電に魅了され、家電専門ライターに。自宅には常に200を超える家電が並び、実際に使いながら主婦目線で幅広く執筆している。AllAbout白物・美容家電ガイド

 

 

1. 最高温度は350°C石窯おまかせ焼きで本格オーブン料理

東芝
「過熱水蒸気オーブンレンジ ER-YD5000」(実勢価格:12万円前後)

短時間で高温調理できるのでおいしさが違います。自動メニューも多く、お店のような料理が作れるのもいいですね(田中さん)

200°Cまでの余熱が約5分、最高350°Cの石窯ドームの熱風調理で、焼き物からパンやスイーツが調理でき、付属の深皿を使えば、煮込みやご飯麺類など、様々な料理を作ることができる。自動調理メニューも多彩。

▲熱風循環を促進する「ラウンド石窯ドーム構造」で、食材の内側へもじっくりと熱を通して調理する

▲庫内を高精度センサーでセンシングして、食品の位置と分量を見分けて、適温に温めることができる

 

2. 焼くだけじゃない、煮る、蒸すにも使える万能トースター

アラジン
「グラファイト グリル&トースター 4枚焼き AGT-G13A(G)」(2万2000円)

トーストなら表面はカリッと、中はもちもちの焼き上がりに。グリルパンで作った料理はそのまま出してもおしゃれです(田中さん)

特許技術の「遠赤グラファイト」搭載で、0.2秒で発熱。一度に4枚のトーストを焼くだけでなく、焼き物や煮たり、蒸したりと、様々な調理が可能な便利に使える万能トースター。操作も簡単で使い勝手が良い。

▲トーストが一度に4枚焼けるほか、22cmのピザやグラタンを焼くことが可能で、様々な料理に活用できる

▲付属のグリルパンを使えば炊飯ができるので、好みの具材を入れて、炊き込みご飯も作ることができる

▲手間と時間が掛かる肉類と野菜のグリル料理なども、メニューブックに沿ってスイッチを入れるだけで自動調理

▲時間がかかりがちなポトフなどの煮込み料理も、材料を入れて温度と調理時間をセットすればおまかせでできあがり

▲浅いグリルパンで調理した料理は、そのまま運んで家族や仲間とテーブルを囲んで楽しむことができる

 

3. 大型ファンが送り出す熱風調理でワンランク上の仕上がり

クイジナート
「エアフライ オーブントースター TOA-38SJ」(2万9700円)

熱風を送り出すファンが大きいのでノンフライもカリッとした仕上がりに。もちろんトーストもおいしいですよ(田中さん)

ヒーターとスチーム、ファンによる強力熱風の熱対流で、焼く、蒸す、煮込む、揚げ物などを美味しく作ることができる。普段の食事はもちろん、手間の掛かるレシピまで数多くの料理を短時で効率良く調理できる。レトロ調のデザインもキッチンに映える。

▲庫内寸法は幅280×奥行き260×高さ90mm。24cmのピザもムラなくきれいに焼き上げることができる

▲スチーム用トレイをセットして冷凍食パンを焼くと、外はカリッと中はモチモチの仕上がりに

▲少量の油だけでフライや天ぷら、唐揚げなどを作れる。買ってきた惣菜の温め直しも可能

▲熱風で庫内温度を一定に保つので、蒸し料理や煮込み料理、グリル料理を手軽に調理できる

▲大型ファンを天板に配置して、庫内に熱風を循環させて熱を通して美味しさを引き出す

 

4. ガラス管とカーボンヒーターで時短&省エネ調理

エレコム
「LiFEREポット型 コンベクションオーブン HAC-AFP01WH」(1万3800円)

ポットがガラスなので調理中の様子が見えるのも楽しい。コンパクトなのでパーソナルユースに最適(田中さん)

油を使わずに脂を落としながら揚げ物を調理できるのでヘルシーに。また、スーパーやコンビニで買ってきた惣菜の揚げ物も、揚げたてのようにサクサクに仕上げることができるほか、グリル料理も可能。

▲ガラス管とヒーターで素早く加熱。予熱不要でリベイクなら約5分でサクサクに

▲ファンで熱風を対流させて食材を包み込むように伝熱。染み出した脂はポットの底に落ちる

 

■キッチンを自動調理可能なIH化する大胆な選択肢も!

「最近はビルトインのIHクッキングヒーターにも自動調理機能付きが増えているので、大胆な選択肢として、自宅のキッチンに導入するというもどうでしょうか」と田中さん。

確かに思い切った方法だが、もし自宅が持ち家でリノベーションを考えているのであれば選択肢の一つとしてありかもしれない。

「このモデルは特にグリル部の機能が進化し、火加減おまかせで美味しく焼けます。フライパンで焼き目をつけたらそのままグリルで加熱リレー調理ができるのもIHならでは」

日立
「ビルトイン3口 IH N100Tシリーズ」(価格は施工業者に見積りによる)

IHヒーター部は、焼き物や揚げ物などメニューを選んで設定すれば、フライパンや鍋などの調理温度を自動的にキープ。自分では難しい火加減調節もやってくれる。また、音声で調理のタイミングを教えてくれる機能もある。

▲グリル部は上下から平面で加熱し庫内の温度差を少なくするので、焼きムラを抑えながら中までしっかり火を通して美味しく焼き上げられる

※2023年9月6日発売「GoodsPress」10月号24-25ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】

<取材・文/松尾直俊 写真/湯浅立志>

 

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