Apple Watchへの実装目指し血糖値モニターの内部試験を完了〜部門再編実施

Apple watch BP TL_1200
 
Appleが、針(ランセット)を刺す必要がない非穿刺型血糖値測定機構に関するXDG部門(Exploratory Design Group)の責任者に、Appleシリコンの開発に携わってきたプラットフォーム・アーキテクチャ担当副社長であるティム・ミレー氏を任命したと、Bloombergが報じました。
 
Apple Watchへの非穿刺型血糖値測定機構の搭載に先立ち開発中の、非穿刺型血糖値モニターの社内試験が行われ、血糖値測定が可能であることがApple社内で確認されたとBloombergは伝えています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Watchへの非穿刺型血糖値測定機構の搭載に向け、大きな進展があった。
2. 非穿刺型血糖値モニターの社内試験が行われ、動作することが確認された。
3. 数年先と予想されるApple Watchへの実装に向け、開発が進められる見込み。

Appleシリコン開発者を新たな責任者に任命

Apple Watchへの非穿刺型血糖値測定機構の搭載を目指してAppleがシステムを開発を行っていることが、出願した特許などからも確認されています。
 
Appleはこの度、非穿刺型血糖値測定機構を開発しているXDG部門の責任者として、Apple Mシリーズの開発において重責を担ってきたティム・ミレー氏を任命しました。
 
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Appleが開発中の非穿刺型血糖値測定用センサーは、英Rockly Photonicsの技術を基に開発中とみられています。

基本となるシステムの動作を確認、次の課題は小型化か

非穿刺型血糖値測定機構の開発プロジェクトは、コードネーム「E5」と呼ばれているとのことで、今後はAppleが開発中の他の半導体関連製品と共にミレー氏が主導する模様です。
 
Bloombergは、Apple Watchへの非穿刺型血糖値測定機構の実装にはまだ数年を要するが、それに先駆けて非穿刺型血糖値モニターの社内試験が行われ、正常に動作することが確認されたと報告しています。
 
今後は、非穿刺型血糖値測定機構の小型化を目指して開発が進められると予想されますが、システムが正常に機能することが確認されたことは、Apple Watchへの実装に向けて大きな一歩を踏み出したと考えられます。
 
 
Source:Bloomberg via Patently Apple
Photo:Tech Limited(@TechLimitedOne)/X
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