iPhone SE(第4世代)発売時期に影響〜Apple独自設計5Gモデムは3年古い

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iPhone SE(第4世代)に最初に搭載されると噂の、Apple独自設計の5Gモデムの性能は、Qualcommの最新の5Gモデムと比較して3年遅れのものでしかないと、Wall Street Journalが報じています。
 
iPhone SE(第4世代)の発売時期は、独自設計の5Gモデムがいつ実装可能になるかに影響されるとみられています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleの独自設計5Gモデムの性能は、Qualcommの最新5Gモデムと比べて3年遅れていると海外メディアが報じた。
2. 3年前にiPhone13に搭載されたのは、Snapdragon X60 5Gモデム。
3. iPhone14ベースに開発されるiPhone SE(第4世代)に、自社開発5Gモデムを搭載して2024年に発売するのも可能と考えられた。

Appleの独自設計5Gモデムの性能は、Snapdragon X60 5Gモデム相当

AppleはiPhone15シリーズにQualcommが供給するSnapdragon X70 5Gモデムを搭載しています。
 
Qualcommは2023年2月に、Snapdragon X70 5Gモデムの後継品となるSnapdragon X75 5Gモデムを発表しています。
 
Wall Street Journalが「Qualcommの最新の5Gモデムと比較して3年遅れ」とする対象は、Snapdragon X75 5Gモデムと考えられます。
 
3年前である2020年にQualcommが製造していた当時最新の5GモデムはSnapdragon X60 5Gモデムで、2021年にiPhone13シリーズに搭載されました。

iPhone SE(第4世代)は来年発売できるはず

iPhone SE(第4世代)は、iPhone14をベースにApple Aシリーズなどを刷新したモデルになると噂されています。
 
iPhone14が搭載しているのは、Snapdragon X65 5Gモデムです。
 
Appleの独自設計5GモデムがQualcomm製5Gモデムとの技術の差を埋められないとしても、2024年にはSnapdragon X65 5Gモデム相当品を製造できると予想されます。
 
このことから、iPhone14ベースでApple Aシリーズチップを最新のものにし、有機ELディスプレイはBOE製が供給する卸価格が安いものを選択、5GモデムはSnapdragon X65 5Gモデムと同水準の自社開発品を搭載するのであれば、2024年にiPhone SE(第4世代)を発売することが可能かもしれません。
 
ただし、ハイエンドモデルであるiPhone16シリーズには、供給契約を更新したQualcomm製5Gモデムを搭載する可能性が高そうです。
 
 
Source:Wall Street Journal via MacRumors
Photo:iPhone Mania
(FT729)


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