iPhone15 Pro Maxの出荷台数増加へ〜4モデルのOLED供給枚数も判明

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iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズ用有機EL(OLED)ディスプレイの、Samsung DisplayとLG Displayの供給枚数を、韓国メディアThe Elecが報じました。
 
The Elecは、歩留まり率の低さが指摘されていたiPhone15 Pro Max用高倍率望遠カメラモジュールの製造上の課題は解決されていることも伝えています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズ用は、Samsung DisplayとLG Displayが供給。
2. モデル別では、iPhone15 Pro Max用OLEDディスプレイの供給枚数が最も多い。
3. iPhone15 Pro Max用望遠カメラモジュールの供給数不足は解消された。

Samsung Displayの供給枚数がLG Displayを圧倒

iPhone15シリーズ用OLEDディスプレイは中国BOEも供給する予定でしたが、製造上の不具合を解消できず、現在はSamsung DisplayとLG Displayの2社が担っています。
 
The Elecによれば、2023年中のOLEDディスプレイの供給枚数は、iPhone15用がおおそ2,500万枚、iPhone15 Plus用がおよそ1,000万枚、iPhone15 Pro用がおおそ2,500万枚、iPhone15 Pro Max用がおおそ4,000万枚とのことです。
 
4モデル合計ではおよそ1億枚で、そのうちiPhone15 Proシリーズ向けがおよそ65%を占めると予測されています。
 
年内の供給枚数が最も多いiPhone15 Pro Max用OLEDディスプレイのうち、Samsung Displayの受注枚数はLG Displayの3倍〜4倍に達する見通しです。

iPhone15 Pro Max用望遠カメラモジュールの供給数不足が解消

iPhone15 Pro Maxにのみ搭載されているテトラプリズムレンズ搭載望遠カメラモジュールは歩留まり率が低く、本体の製造台数にも影響をおよぼしていると懸念されていましたが、現在は解消され、歩留まり率もiPhone14 Pro Max用望遠カメラモジュールと同程度まで高まっていると、The Elecは伝えています。
 
The Elecの報道通りであれば、iPhone15 Pro Maxのお届け予定日に影響を与えるのは予約注文台数だけと考えられます。
 
 
Source:The Elec
Photo:Apple Cycle(@theapplecycle)/X
(FT729)


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